製品概要
JPジョイントは、樹脂管と総称される架橋ポリエチレン管、ポリブテン管に対応するメカニカルジョイントです。
JPジョイント(プレス式継手)は、スウェーデンおよびドイツで開発され、世界数十カ国に普及したグローバルシステムです。
そもそも、樹脂管が開発されたヨーロッパでは、主流の接合方式となっております。
現状、国内における樹脂管の接合方式は、ナット締式かワンタッチ式となっておりますが、止水性が不安であったり、高額であることが懸念されております。
JPジョイントは、本場ヨーロッパで培われた実績と専用締付工具による高い止水性、そしてステンレス性でありながら圧倒的なコストメリットを出すことが可能です。
現在、公共住宅、マンションやリニューアル工事を中心に給水、給湯で数多くご採用いただいております。
構造
オールステンレス鋼製(SUS304の継手本体の端に設けられたカール部に、耐熱性ブチルゴム(IIR)が装着されています。また、引き抜け強度を高めるためにインコアが装着されております。
パイプ(適用管)を継手本体の適正位置まで差し込み、専用締付工具でプレスすることで、均一かつ充分な強度と水密保持効果が得られます。
特長
ステンレス継手であるJPジョイントには、次の特長があります。
- JIS規格の架橋ポリエチレン管、ポリブテン管に対応、パイプを選びません。(使用可能管種は適用範囲参照ください)
- 部材アイテム数の削減による作業効率の向上、専用締付工具による均一な施工品質が得られます。
- あらかじめインコアが継手に内蔵(固定)され、インコア装着忘れによる漏水発生の心配がありません。
適用範囲
- 適用管種
- 以下の適用パイプの10径・13径・16径に対応します。
- 架橋ポリエチレン管 JIS K6769 PN15XM種
- 水道用架橋ポリエチレン管 JIS K6787 XM種
- ポリブテン管 JIS K6778 J種
- 用途
- 給水、給湯、冷温水、冷却水、その他流体
- 蒸気配管(往・還)には使用できません。
- 最高使用圧力
- 1.5MPa(15.3kgf/㎠)
- 最高使用温度
- 80℃未満
- 樹脂管の使用温度はJIS規格により定められております。
施工要領
簡易的なご紹介となりますので、詳しい施工手順は、施工マニュアルをご確認ください。
施工前に、必ずベンカンスタッフによる施工講習会を開催させていただきますので、ご用命ください。
|
|
|
|
|
|
ベンカンが認定していない類似他社締付工具でJPジョイントをプレス接合すると、不適合の発生につながりますので、決して使用しないでください。
専用締付工具
BPD-08型
小径対応(10径、13径、16径)コード式
BPD-15R型
小径対応(10径、13径、16径)充電式
BPD-10R型
小径対応(10径、13径、16径)挟込・充電式
BPN-19R型(10径、13径、16径)もご使用可能です。