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冷媒ダブルプレス

冷媒配管用銅管対応継手-プレス式継手ー

製品概要

 

現代の建設業界に求められる環境は、より厳しくなりつつあります。

短期的には、労働力不足に加え、働き方改革の推進から建築現場においては、省力化工法の普及です。
加えて、従来工法による火災などの二次災害発生の撲滅です。
また、長期的には、環境保全などを前提としたサステナブル建築の推進です。

 

冷媒配管用銅管対応の冷媒ダブルプレスは、従来工法と比較して、施工における省力化や品質の均一化が可能となります。
また、接合に火気を使用しませんので、火災の心配がありません。

 

ベンカンは、サステナブル配管の開発とご提案を通じて、建設業界のニーズに対応して参ります。

特長

冷媒ダブルプレスは、適用する冷媒配管銅管を差し込んだ後に専用締付工具でプレスするだけの簡単施工です。(詳細は、施工要領をご確認ください。)

 

1.施工の省力化

適用する冷媒配管用銅管に差し込み代をマーキングして継手本体に差し込み、専用締付工具でプレスするだけの簡単施工です。

2.施工品質の均一化

専用締付工具でプレスすることで接合するため、誰が施工しても常に安定した施工品質が得られます。

3.火気を使用しない火なし継手

火気を使用せずに接合できますので、周囲に引火しての火災の心配はありません。

4.保温施工の省力化

継手形状に凹凸が少なく、配管接合後もパイプとの一体感があるため保温施工の省力化が可能です。

構造

冷媒ダブルプレス(本体)は、ステンレス鋼(SUS304)の素管から塑性加工(プレス加工)によって成形されたソケット形状の製品です。

本体の内部には、シール材として、冷媒対応ゴムリング(水素化ニトリルゴム:HNBR)が装填させています。

適用する冷媒配管用銅管を切断し、バリ取り、真円矯正した後に、差し込み代をマーキングします。

潤滑剤を塗布して、ゴムリングにキズを付けないように冷媒配管用銅管を差し込み代まで差し込んだ後に専用締付工具でプレスします。

プレスによって、ゴムリングは圧縮され、シール性能を発揮します。

また、内部には、ゴムリングの外側と内側にグリップエッジ(溝)が備えられており、その2箇所を同時にプレスすることで、強靭な引抜阻止性能を発揮します。

 

冷媒ダブルプレス(本体):材質 ステンレス鋼(SUS304)  ゴムリング:HNBR

冷媒配管用銅管:適用パイプ JIS B 8607 附属書A 表A.1 JCDA 0009、JCDA 0010 質別O、質別1/2H

 

適用範囲

用途
エアコン用冷媒配管
適用冷媒
R32、R410A
最高使用圧力
4.3MPa
冷媒温度
-40℃~130℃
呼び径
6.35~38.10 10サイズ
適用管種
JIS B 8607 附属書A 表A.1
JCDA 0009、JCDA 0010
質別O、質別1/2H
呼び径
冷媒用銅管暑さ(mm)
冷媒一般
JIS B 8607 附属書A
JCDA 0010
冷媒国交省
JCDA 0009
mm B 質別:〇 質別:1/2H 質別:〇 質別:1/2H
6.35 1/4 0.80 0.80 0.80 0.80
9.52 3/8 0.80 0.80 0.80 0.80
12.70 1/2 0.80 0.80 0.80 0.80
15.88 5/8 1.00 1.00 1.00 1.00
19.05 3/4 1.20 1.00 1.20 1.05
22.22 7/8 1.00 1.20
25.40 1 1.00 1.20
28.58 1・1/8 1.00 1.55
31.75 1・1/4 1.10 1.70
38.10 1・1/2 1.35 2.00

性能

あらゆる実験を繰り返し、常に品質の向上を目指します。

冷媒用銅配管対応プレス式継手 試験項目一覧

試験項目
規格
試験内容
1 気密試験 ISO14903:2017 ヘリウムガスを封入し4.3MPaを加えて漏れ量を測定する。
漏れ量は7.5×10-Pa・m2/sec以下とする。
2 圧力-温度-振動試験
圧力ー温度サイクル試験 140°C×窒素ガス4.3MPa⇔-40°C×大気圧を50サイクル実施する
圧力変動試験 140°C環境下で窒素ガス4.3MPa⇔大気圧を200サイクル実施する
振動試験 管径毎に定められた所定変位にて200Hz以下x200万回振動を加える

各試験を同一試験体で行い、試験後に気密試験を行う。

3 凍結試験 所定の条件にて継手の隙間に水を満たす。
満たされた状態のまま凍結⇔解氷を30サイクル実施する。
試験後に気密試験を行う。
4 真空試験 絶対圧力6.5kPa以下まで真空引きを行い1時間保持する。
その後の圧力上昇が0.2kPa未満であることを確認する。
試験後に気密試験を行う。
5 親和性試験 ゴムリングを液冷媒+冷凍機油5wt%×50°Cに2週間浸漬させ、膨れや破れなどの異常がないことを確認する。
湿潤状態、乾燥状態における硬度、体積、質量の変化が規定値以内であることを確認する。
試験後に気密試験を行う。
6 圧力試驗 21.5MPa(4.3MPa×5倍)の水圧をかけて1分間保持する。
試験後に気密試験を行う。
7 疲労試驗 大気圧⇔水圧4.3MPaを20~60サイクル/minで実施し25万回繰り返す。試験後に気密試験を行う。
8 引張試験 JCDA0012:2022 試験体に規定の引張荷重を加える。
試験後に窒素ガス4.3MPaをかけて水没させて漏れがないこと確認する。
9 繰り返し曲げ試験 試験機に支点間距離 1000mmの状態でセットし、10mm/min以上の速度で継手中心部に±10mmの変位を加える。
試験後に窒素ガス4.3MPaをかけて水没させて漏れがないこと確認する。
10 最大曲げ試験 試験機に支点間距離1000mmの状態でセットし、10mm/min以上の速度で継手中心部に134mm(15°Cに該当)以上の変位を加える。
試験後に窒素ガス4.3MPaをかけて水没させて漏れがないこと確認する。

※ 各機関における性能試験に関して、2023年3月現在受験済み ※ ISO 14903:2017 ISO 国際規格

※ JCDA 0012:2022  日本銅センター規格(2023.09月現在 申請中)

施工例

規格・認定

  • ISO 14903:2017  ISO 国際規格
  • JCDA 0012:2022  日本銅センター規格

施工要領

簡易的なご紹介となりますので、詳しい施工手順は、施工マニュアルをご確認ください。

施工前に、必ずベンカンスタッフによる施工講習会を開催させていただきますので、ご用命ください。

STEP1 パイプを切断する
ロータリーカッターによる切断など、外側にバリの残らない工法を基準とします。

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STEP2 バリ取り・面取り・真円矯正をする

ゴムリングをキズつけたり、切断する原因となりますので、バリ取り、面取りを実施すると共に、切断面が歪んでいる場合は、必ず、真円矯正の処理を実施してください。

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STEP3 差し込み代のマーキング(罫書)

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STEP4 潤滑剤の塗布
必ず差し込む前に、ベンカンが推奨する潤滑剤をパイプに塗布してください。

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STEP5 差し込み代の確認とパイプの差し込み
ゴムリングに傷を付けないように、差し込み代まで差し込んでください。

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STEP6 プレス作業
作業開始前に必ず専用締付工具取扱説明書をお読みください。

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STEP7 プレス状況の確認
プレス作業の終了後、六角ゲージにてプレス寸法の確認をします。

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STEP8 施工管理(継手にマーキング)
プレス箇所に作業完了確認のマーキングを油性マーカーペンで行います。

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STEP9 保温作業
冷媒ダブルプレスには専用保温材は準備しておりません。接続後は、継手が露出しないようパイプの保温筒などをご使用ください。

専用締付工具

BPD-08型

対応口径6.35~28.58

[画像]専用締付工具:BPD-08型

BPD-15R型

対応口径6.35~28.58

[画像]専用締付工具:BPD-15R型

BPD-11型

対応口径31.75、38.10

[画像]専用締付工具:BPD-11型

ベンカンが認定していない類似の締付工具で冷媒ダブルプレスをプレス接合すると、不適合の発生につながりますので、決して使用しないでください。

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