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コラム

EGジョイント「引抜阻止構造」

  • 2021.12.21
  • カテゴリ: 品質|Quality

|EGジョイントの引抜阻止力

 

メカニカルジョイントにはあらゆる接合方式があり、多くは専用工具を使用します。

拡管式工法はパイプを拡管して袋ナットを掛ける膨らみをつくり、プレス式工法は継手と共にパイプをプレスし凹ませます。

これらのパイプが変形することにより、継手からの抜けを防止する構造を作り出し、脱管が起きない要因の一つとなります。

 

対して「EGジョイント」はパイプを変形させず、そのままの形状のまま差し込むだけで引抜阻止力を高めます。

パイプを変形させる必要がないということは、スピーディーな接合を可能にしますが、その代わりとして別途引抜阻止力を高める構造を必要とします。

「EGジョイント」の引抜阻止力を生み出しているのは、継手本体内部に組付けられている部品による力ですが、その性能はステンレス協会が規定する「引抜阻止力」の数値を大きく上回ります。

 

【SAS322引抜試験】

長さ250mm以上の管を管継手に接合し、空気圧0.2MPa{ 2.0kgf/cm² }を封入した状態で、2mm/minの引張速度で管を引き抜き、空気が漏れるまでの最大荷重(引抜阻止力)を測定する。

 

呼び径

(Su)

 SAS322引抜阻止力

規定値(kN)

EGジョイント

引抜阻止力(kN)

13 2.2 6.61
20 3.8 11.38
25 4.9 11.86
30 7.0 12.37
40 8.8 18.41
50 10.1 15.08

 

「EGジョイント」はステンレス協会規格のSAS322「一般配管用ステンレス鋼鋼管の管継手性能基準」認定品ですので、SAS322で規定される値は上回っているのは当然ですが、50Suで約1.5倍、20Suは3倍弱の引抜阻止力を誇ります。

 

 

 

|引抜阻止構造

 

では、引抜阻止力を生む部品、その構造について説明します。

「EGジョイント」の引抜阻止力の要因はホルダーに組み込まれたエッジの働きによるものです。

継手本体内側のエッジが組み付けられる箇所は、パイプ差し込み口側の方がスペースが狭くテーパー形状になっています。

施工が完了し水圧が掛かるとパイプが抜け方向に力が働きますが、エッジの刃が内側に出てパイプに食い込むというメカニズムです。

 

 

 

 

 

尚、エッジ(⑥)はステンレス製ですが、SUS304やSUS316といったオーステナイト系ステンレスより硬い鋼種を採用しており、一般配管用ステンレス鋼鋼管(SUS304)にしっかりと食い込み、引抜阻止力を高めています。

 

写真は引抜試験後に「EGジョイント」から取り外したパイプです。

大きな力を掛ければ、このように深く食い込んで抜けを防止します。

エッジ(刃)の強さ、「EGジョイント」の品質性能の高さをお分かりいただけると思います。

 

尚、「EGジョイント」の引抜阻止力を上回る力が発生する凍結等については十分に注意が必要です。

*水中に没する配管、雨ざらし箇所、継手が水で濡れる可能性がある配管は、水で濡れたエッジ部が腐食する可能性があるため使用できません。

 

 

EGジョイントの性能

 

 

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