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コラム

秀逸なBKジョイントⅡの「袋ナット緩み抑制機能」

  • 2022.09.14
  • カテゴリ: 製品|Products

|拡管式継手の緩み抑制機能

 

拡管式継手は「BKジョイントⅡ」のように、袋ナットをパイプレンチで締め付けるタイプがポピュラーです。

その為、他社製品を含め使用実績はこのタイプが群を抜いて多いのですが、製品によっては、締めたはずの袋ナットが竣工後に緩んでしまうというケースもあるようです。

 

袋ナットを最後まで締め切っていれば、通常の使用で緩むはずがないと考えられる拡管式継手ですが、最後まで締め切っていない場合は、袋ナットに継手本体が到達せず接触(メタルタッチ)していないため、緩みに対する抑制力が大幅に低下してしまいます。

袋ナットの締め切りが絶対条件となりますが、最後まで締め付けたかどうかが、わかりづらいのも拡管式継手のウィークポイントです。

その欠点を補うためには、竣工後の予想し得ない振動等にも対処できる「緩み抑制機能」を組み込んだ製品が必須ですし、その機能のクオリティーが重要と言えます。

 

 

|BKジョイントⅡの緩み抑制機能

 

ベンカンの「BKジョイントⅡ」は、竣工後の袋ナットの緩みに対処する機能を加えるため、様々な検証をしながら開発に至った製品です。

 

旧型のBKジョイントの緩み抑制機能が「メタルタッチ」だけであったのに対し、「BKジョイントⅡ」は袋ナットの形状を工夫することで緩み抑制効果を大幅にアップさせました。

袋ナットの先端に「返し」を設け、袋ナットが緩んだ際には黄色の「確認リング」に干渉することで、緩みを抑制するしくみです。

 

もちろん施工講習会においては、袋ナットを最後まで締め切っていただく(正規施工)ように指導させていただきますが、仮にメタルタッチしていない状態でも「返し」の効果により緩み抑制機能が働くのが「BKジョイントⅡ」です。

旧型のBKジョイントでは何らかの要因が重なり、袋ナットの緩みによる漏水が発生したケースがありますが、「BKジョイントⅡ」は発売以来緩みによる問題は発生していません。

 

尚、材料の高騰が嘆かれる中、施工性に長けたステンレス配管も昨今はコストアップが懸念されるケースがあります。

緩み抑制効果を大幅にアップさせた「BKジョイントⅡ」ですが、新たな部材や構造的変化を加えたわけではありませんので、懸念されるコストアップには無関係です。

 

お客様のコスト的な負担が増えないのも、「BKジョイントⅡ」の袋ナット緩み抑制機能が秀逸なところです。

 

 

|袋ナット緩みトルク値データ

 

ベンカンでは「BKジョイントⅡ」の緩み抑制機能が、どの程度の抑制力があるのか検証をしています。

 

袋ナットを本締めした「BKジョイントⅡ」を固定し、トルクレンチで袋ナットを緩め、袋ナットの緩みトルク値を測定しました。

(袋ナットを45度おきにそれぞれの緩み角度でどの程度の力が加わると緩みが進行してしまうのかを検証)

 

下のグラフは「BKジョイントⅡ」口径25Su(KⅡWSを使用)にて検証を行い、同様の傾向が出た測定結果の中の1データを示したものとなります。

 

 

 

まず袋ナットと継手本体が「メタルタッチ」した状態(緩み角度0度)では緩みトルク値が70N・ⅿ以上もあります。

「メタルタッチ」が大きな緩み抑制効果を生み出していることを示します。

 

90度緩んだ状態では5N・mにまで低下し、緩み抑制機能が弱まったと見えますが、「BKジョイントⅡ」は90度緩んでから緩み角度が増すほどに緩みトルク値が上昇します。(450度まで)

こちらの現象は袋ナットの「返し」が確認リングに干渉して、緩み抑制機能が働いていることを意味します。

 

「返し」はメタルタッチが離れる際から確認リングに接触し、少しずつ緩み抑制効果を発揮していきますが、約1/2回転あたり(緩み角度180度)から確認リングに複雑に絡み、緩み抑止力を強めていきます。

グラフでは袋ナットの緩み角度450度(1と1/4回転の緩んだ状態)でも、16N・mの力が緩み方向に働かない限り、緩みが進行しないことを示しています。

16N・mという緩みトルク値以上に特筆すべきなのは、緩みが進行する程に緩みトルク値が上昇しているという事実です。

「BKジョイントⅡ」は、仮に予想し得ぬ大きい力が働き、袋ナットが緩んだとしても、更に強い力が働かないと緩みが進行しません。

 

今回の検証においては、黄色の「確認リング」が飛び出してくるほど緩めた状態(右写真)でも、まだ14N・m以上の緩みトルク値を維持していました。

もちろん、この状態では既に漏水に至っている緩み角度ですが、未だ手では緩めることはできない数値を示しています。(緩みトルク値14N・m)

従いまして、袋ナットが外れて大漏水事故となるようなことは考えられません。

 

秀逸な緩み抑制機能を搭載した「BKジョイントⅡ」は、竣工後の予想し得ない振動に対しても高い緩み抑制力を発揮することをお約束します。

安心してご使用ください。

 

 

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takahiro suzuki


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