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コラム

ダブルプレス「セーフティー凹凸リング」

  • 2022.02.25
  • カテゴリ: 製品|Products

|ダブルプレスのセーフティー機能

 

ステンレス配管としてのクオリティーや特性を備えながら、多くのお客様が求めるコストに対する優位性をもあわせもっているのが、プレス式継手です。

 

ステンレス鋼製品は重量により価格が左右されますが、プレス式継手はパイプを塑性加工にて成形しているため軽量です。

合わせて誰が施工しても安定した確実な施工品質が得られる世界的に普及しているグローバルシステムは施工に要する時間も短く、材工両面でイニシャルコスト低減に繋がる製品として国内でも多くのファンがいらっしゃいます。

 

そのプレス式継手をより多くの現場、より多くのお客様に使用いただこうと製品化したのが「ダブルプレス」です。

「ダブルプレス」はプレス式継手を採用していただくお客様の施工管理をバックアップするために二つの「セーフティー機能」を装備しています。

 

セーフティ―機能

・セーフティーエッジ

・セーフティー凹凸リング

     

    セーフティー機能とは、文字通り「安全機能」のことで、「ダブルプレス」には接合作業時に施工不適合があった場合に大きな事故を未然に防ぐ機能が付加されています。

     

     

    |セーフティー凹凸リング

     

    「セーフティー凹凸リング」は専用工具によるプレス作業で不具合があった場合に、工事竣工前に発見するための機能です。

     

    「ダブルプレス」はパイプを継手本体に差し込み、内部にゴムリングを装着しているカール部を専用締付工具のダイス部の凹部へセットしプレス接合を行います。

    セーフティ―エッジを含むカール部前後の2箇所を締め付けることにより、脱管等の心配のない強固な配管を生み出します。

    しかしながら、その強固な配管は専用工具でのプレス作業があってこそでプレス作業を忘れてしまうと、当然その長所はないものになってしまいます。

     

    プレス作業を忘れた場合に問題となるのが漏れや脱管ですが、現場では水圧テストが必ず実施されますので、漏れがある場合は竣工前に不適合は発見可能です。

    むしろ、施工不適合なのに水圧テストをパスしてしまう状況、つまり、水圧テストを実施しても漏れが発生しない場合、または漏れがごく少量で圧力計の低下が分かりづらい場合に、そのまま竣工してしまうことの方が問題です。

    将来的に脱管等の大事故を発生させてしまう可能性が高いからです。

     

    そこで、専用工具による締め忘れに対応するため、「ダブルプレス」に「セーフティー凹凸(おうとつ)リング」を採用しました。

    セーフティー凹凸リングはゴムリングの一部に凹凸を設け、締め付け作業を忘れてしまった場合には、水の通り道になるように設計しています。

     

     

    *形状は異なりますが、現在は「モルコジョイント」にも「セーフティー凹凸リング」を採用しております。

     

     

     

    |プレス作業を忘れた場合

     

    プレス作業を忘れた状態で水圧テストを実施した場合は、セーフティー凹凸リングの隙間から漏れを発生させます。

    竣工後の事故を起こさないようにするために開発した機能ですので、発見しやすいようにある程度勢いよく漏れ出すようにしております。

    漏れが中途半端だと締め忘れを見逃してしまう可能性がありますのでご了承ください。

     

    尚、水圧テスト時に床や壁が濡れてしまうと都合が悪いという場合は、ベンカンが推奨している施工管理方法がございますのでご紹介します。

     

    「ダブルプレス」はプレス作業後に通常以下の確認を行います。

    ①六角ゲージでプレス寸法の確認をする。

    ②プレス位置が正しいか目視確認をする。

    ③ラインマークまでパイプが差し込まれた状態でプレスされているかを目視確認する。

     

    上記①②③の確認後、プレス作業完了確認のマーキングを行う事を推奨しております。

    最終的な目視確認が容易となることから推奨させていただいておりますが、水圧テスト前に締め忘れを発見できる可能性は高まるはずです。

     

             

     

     

     

    |プレス箇所を間違った場合

     

    プレス箇所を間違った場合においても「セーフティー凹凸リング」は漏れを発生させ、不適合接合を未然に発見させます。

     

    ダブルプレスで締付箇所を間違える場合に考えられるのが、カール部(セーフティー凹凸リング部)とセーフティ―エッジ部をプレスしない締め付けで、工具をカール部位置の奥側にセットしまうケースです。(図参照)

    この位置での締め付けは、もちろん施工不適合に当たりますが、円形のゴムリングであればプレス忘れの時と同様、水圧テスト時にある程度シールしてしまう可能性があります。

    しかしながら「セーフティー凹凸リング」ならば、必ず漏れを発生させますので、そのまま竣工させてしまうことはありません。

     

    尚、「ダブルプレス」は、プレス作業後に専用の六角ゲージでプレス寸法をチェックすることになっており、カール部の両側(①フレア部と②セーフティーエッジ部)2箇所の確認作業を徹底いただけると、プレス箇所の間違えは水圧テスト前に発見することが可能です。

     

    以上、「セーフティー凹凸リング」はプレス作業を忘れた場合、プレス箇所を間違えた場合、水圧テスト時に必ず漏れを起こさせ、絶対に竣工させることがありません。

    管理される立場の方にとって非常に安心な継手だと言えます。

     

     

     

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    takahiro suzuki


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