【社員の声】保全という挑戦へ ―― 新入社員上長・蒋池さんに聞く
- 2026.10.06
この春、株式会社ベンカンに入社し、研修期間を経て、7月より正式に保全班に配属された吉原颯太さん。
前回の記事では、本人に研修期間の振り返りや今後の目標を伺いました。
今回は、吉原さんを迎え入れる保全班の上長・蒋池さんに、配属の経緯やこれからの育成方針についてお話を伺いました。
▶吉原さんインタビューコラムはこちら:【社員の声】突き詰める楽しさを胸に。溶接から保全へ、新たな挑戦
|前向きな挑戦心が、配属の決め手に

―― 吉原さんの配属が決まったということで、保全の話も含めてお伺いできればと思います。
蒋池:研修期間中には保全業務についての教育や説明も行っていて、7月から正式に保全班へ配属して、実際の保全業務に入ってもらっています。
―― 保全と溶接、両方に希望があったと伺ったのですが。
蒋池:元々溶接科を卒業しているので、溶接は好きなんですよね、彼は。
本人からも「溶接は好きです、でも保全にも興味があります」という話を聞いていました。溶接だけにこだわらず、新しいことにも前向きに挑戦する姿勢がある子だなという印象でしたね。製造部としても、溶接と保全はどちらも今後さらに技術・技能を高めて、次の世代につないでいかなきゃいけない分野だと考えているので。本人の興味と、話していく中で感じた適性、それから今後の育成のことなんかも含めて、保全への配属を決めました。配属して終わりじゃなくて、これが本人の成長につながっていくように、これからもしっかり様子を見ながら育てていきたいなと思っています。
―― 吉原さんが保全としてやっていけそうだと感じた部分はありましたか。
蒋池:機械いじりが好きだと言っていたんですよね。
溶接が好きで、なおかつ保全にも興味があると言ってくれる人って、実はあまりいないんです。
珍しいなと思いました。
|おとなしいけど、芯がある
―― お話を伺った印象では、自立心が強い方だなと感じました。ものごとを自分で決めて、進めている印象があって。
蒋池:そんなに簡単に人に流されるタイプじゃないっていうのは、なんとなく分かりますね。
自分を持っている。わからないことをそのままにしないんですよ。
自分で確認して、吸収しようとする姿勢がある。
そういう素直さというか、向上心を持っているところが、とても印象的です。
これからも、その姿勢を大切にしてほしいですね。
―― 保全という仕事にとって、その自立心はどういう意味を持ちますか。
蒋池:これは重要なんです。保全は本当に、人に流されちゃダメな仕事なので。
安全に関わることも多いので、「人に言われたからまあいいか」でやっていたらダメなんですよね。
自立心があって、自分の信念を持っている人のほうがいい。
自分で考えて、確認しようとする姿勢を見ていると、彼は保全という仕事に向いている部分を持っていると思いますよ。
ただ、聞くのとやるのは違うことがいっぱいあるので、実際はやってみないと分からないですけどね。
それも含めて、一緒にやっていきたいなと思っています。
|これからの育成プラン
―― 今後、具体的にどう育てていく予定ですか。
蒋池:今、教育担当に半年間の育成計画を立ててもらっているところです。
保全と一口に言っても、やることは幅広いんですよ。
保全の業務としては、図面を読み、必要に応じて作成できるようになると、設備修理や治具製作など、対応できる仕事の幅が広がります。
中でも図面は特に大事にしたいところで、保全では図面を扱う力が非常に重要なので、将来を見据えて若いうちから身につけてもらいたいと思っています。
だから、まずは図面の書き方やソフトの使い方から、一つひとつ教えていく形になると思います。
―― 修理の仕事はどのように身につけていくのですか。
蒋池:知識も必要になるので、自分で勉強しろと言っても難しい部分があります。
事前に半年間の育成計画を作り、その計画に沿って、図面や設備の基礎から段階的に学んでもらう予定です。
その中で、実際の設備や修理を経験するOJTも組み合わせ、知識と実務の両面から身につけてもらいます。
加えて、必要に応じて外部機関の研修や通信教育で「保全技能士」の資格を取ってもらう道もあります。
実際、今の保全班のメンバーも資格を取っていて、仕事の時間の中で勉強時間を確保しながら、資格取得までやり切っていました。
資格取得は本人の技能の証明にもなります。
ベンカンでは資格取得に前向きな人を歓迎し、応援しています。
|吉原さんへの期待

蒋池:正直、吉原さんには結構期待しているんです。
おとなしい子に見えると思うんですけど、話しかけると内容のある言葉を返してくれるし、しっかり主張もしてくる。
だから、もっと関わっていく機会が増えれば、周りにもその良さがちゃんと伝わっていくと思っています。
私たちの会社はチャレンジを大歓迎する会社だと思っているので、今日より明日、自分が成長していたいと思える人に、これからも来てほしいですね。
蒋池さんの話からは、本人の希望を大切にしながらも、それだけに頼らず、適性や可能性を見極めたうえで配属を決めるという丁寧な姿勢が伝わってきた。
配属して終わりではなく、これからも様子を見ながら育てていく――そんな責任感も、言葉の端々ににじんでいた。
おとなしく見える吉原さんの中にある芯の強さは、これから現場で少しずつ形になっていくのだろう。
半年間の育成計画をもとに、図面や設備の基礎、実際の修理経験などを一つずつ積み重ねながら、吉原さんがどんな保全担当へと育っていくのか、今後が楽しみだ。
原田 夏穂(Natsuho Harada) 管理部 マーケティング担当
▶吉原さんインタビューコラムはこちら:【社員の声】突き詰める楽しさを胸に。溶接から保全へ、新たな挑戦


