近年、夏の気温上昇とともに、熱中症は全国的な労働災害としても深刻な問題となっています。
特に工場やものづくりの現場では、機械を扱う作業や力仕事も多く、安全と健康を守るための取り組みが法律でも定められています。
ステンレス継手の製造を行うベンカンでも、社員が安心・安全に働ける環境づくりを目指し、安全衛生委員会が中心となって、毎年熱中症対策に取り組んでいます。
今年は新たな取り組みとして、サントリーの「法人専用熱中症対策サービス」を活用した飲料提供をスタートしました。
今回は、その取り組みの内容や担当者の想いについてお話を伺いました。

|安全衛生委員会とはどのような組織ですか?
安全衛生委員会は、社員の健康と安全を守るための活動・取り組みを行う組織です。
かつては「安全委員会」と「衛生委員会」がそれぞれ独立していましたが、現在は統合されています。
委員会では、労働災害の防止を目指し、日々の活動を通じて働く環境の安全を守ることに取り組んでいます。
|熱中症対策に力を入れた背景は?
近年の気温上昇に伴い、熱中症は全国的な問題となっています。
ベンカンでも「早めに対策を講じる」という姿勢のもと、本格的な夏が来る前から準備を進めていました。
|サントリーの「法人専用熱中症対策サービス」との連携
今年の新たな取り組みとして、サントリーの「法人専用熱中症対策サービス」を活用しています。
このサービスは飲料の提供や熱中症対策セミナーの開催など、企業の熱中症対策を総合的にサポートするものです。
ベンカンでは主に現場への飲料提供を活用させていただいています。
今回提供いただいている飲料は、
水・麦茶・グリーンダカラ・ダカラプロの4種類。
なかでも「ダカラプロ」は法人向けの特別提供品で、現場の水分・塩分補給をしっかりとサポートします。
ベンカンでは、4種類を提供していますが、サービスでは幅広い飲料ラインナップが用意されており、各現場の希望に応じて柔軟に対応していただけるそうです。
飲料の量については、現場へ事前にヒアリングを行い、全員にしっかり行きわたる量を丁寧に調整しました。
|取り組みの期間と今後の予定
飲料提供は2025年6月よりスタートしました。
7月・8月と継続的に実施し、例年残暑が続く9月・10月についても気温の状況を見ながら継続を検討しています。
|飲料提供以外の対策も充実
飲料提供のほか、以下の対策も実施・検討しています。
・塩飴・塩タブレットの配備
・首元を冷やすグッズの用意
・委員会メンバーによる情報交換・追加対策の検討
本格的な夏に向けて、「打てる対策はないか」と常にメンバーと話し合いながら準備を進めています。
|社員の反応・担当者の想い
取り組みに対して社員からは、「これからどんどん暑くなるので、ありがたい」という声が届いています。
会社としても社員の健康を守る姿勢が、現場にも伝わっているようです。
担当者は、
「一人でできることは限られる。だからこそ、委員会のメンバーと意見を交わしながら活動を続けていきたい」
と語ります。
活動を続ける中では、意識の違いや慣れからくる難しさを感じる場面もあるといいます。
対策を整えても、全員が同じ意識で取り組むことは容易ではなく、そのギャップに葛藤することもある。
それでも、「だからこそ続けることに意味がある」という前向きな姿勢が印象的でした。
|学び続ける姿勢が活動の原動力に
担当者は、活動の質を高めるために外部のセミナーにも積極的に参加しています。
安全衛生に関するウェビナーや、自主的な行動を促す「5S活動」に関するセミナーなどに参加し、
幅広く学びを続けているそうです。
「セミナーに参加することで、これまでとは違う視点が得られる。その気づきを委員会の活動に活かしたい」
と話してくれました。
日々の業務に加えて自ら学びの機会をつくり、それを社内の活動に還元しようとする姿勢は、
安全衛生委員会の取り組みを支える大きな力になっています。
|おわりに

ベンカンの安全衛生委員会は、労働災害の防止に向けて、今日も地道な活動を続けています。
熱中症対策はその一つに過ぎません。
しかし、安全な職場環境を守るうえで非常に重要な取り組みです。
社員一人ひとりが安全に、そして元気に働き続けられる環境づくりへの想いが、こうした取り組みの根底にあります。
担当者からは、
「他社さんがどのような安全衛生活動に取り組んでいるのか、ぜひ知りたい」
という言葉もありました。
自社の活動をより良くするためのヒントは、外にもたくさんあるはず。
もし同じような取り組みをされている企業の方がいらっしゃれば、ぜひ情報を交換できればと思っています。
これからも委員会の活動を通じて、社員が安心して働ける職場環境の実現を目指してまいります。
管理部マーケティング担当 原田夏穂(Natsuho Harada)


