協業企業紹介「マック・ピーアンドエス」様
- 2025.04.24
| 配管とは
配管とは、管や継手、バルブなどの機材や機器を包括的に設計し、液体や気体を効率的に配送するシステムとして定義されます。
この役目を果たす上で、様々な課題があります。
例えば、現場で配管施工を行うことは、非常に条件が悪く、場合によっては、不具合を発生させかねません。
そこで、ニーズが高まっているのが、ショッププレファブです。
つまり、配管施工を環境の整った工場で行い、現場では、最小限の施工を行うと言うものです。
それによって、現場施工の人手不足を補うだけではなく、現場における施工時間短縮、施工品質を向上させるなどの様々なメリットが出ます。
そのトップメーカーの一つが、「株式会社マックピーアンドエス」様です。
ステンレス配管のプレファブ加工を中心に、バーリング(玉抜き)加工、精密機械加工、多様な溶接技術、ユニット組立まで幅広く手掛けられております。
さらに、シームレス継手・溶接継手・フランジ各種などのステンレス継手販売も行う、配管ソリューションの専門企業です。
| ステンレス配管の可能性と課題
ステンレス配管は、その優れた耐久性、衛生性、環境適合性から多くの産業分野で高い評価を得ています。しかし、従来はその施工性に課題がありました。
かつてステンレス配管は、主にプラントや研究所などの特殊施設に限定されていました。一般配管への普及が進まなかった背景には、溶接やネジ込みといった従来の接合方法が、作業者の高度な技術を要求するだけでなく、大規模な専用設備が必要となるケースが多かったことが挙げられます。
このような課題に対応するため、ベンカンはメカニカルジョイントを開発し、施工品質の均一化と作業効率の向上を実現してきました。
しかし、ベンカンのメカニカルジョイントの適用は最大口径60Su(外径60.5mm)までという制限があります。
この口径を超える大型配管では、従来工法での接合が必要となりますが、現場での大口径配管の施工は容易ではありません。
そこで重要な役割を果たすのが、マックピーアンドエス様の主力事業であるプレファブ加工技術です。
| プレファブの重要性
プレファブ加工とは、特に大口径配管を中心に、設備の整った専門工場で事前に配管を加工・製作するプロセスです。
これにより、現場ではフランジやハウジングなどを使用して各部材を接合するだけで済み、現場での溶接やネジ込み作業を大幅に削減できます。
マックピーアンドエス様は特に、パイプから玉抜きして枝出しするバーリング加工技術において業界内で高い評価を得ています。
この技術により、配管システムの効率性と信頼性が大きく向上します。
| 協業による勉強会・工場見学
マックピーアンドエス様とベンカンは、同じステンレス配管業界で事業を展開しながらも、相互補完的な関係を築いています。
マックピーアンドエス様には、プレファブ加工の際にベンカンのメカニカルジョイントを部材としてご活用いただいており、価値あるパートナーシップを形成しています。
最近ではベンカンとマックピーンドエス様で共同勉強会を開催しております。
ベンカンのメカニカルジョイントとマックピーアンドエス様のフランジ、ハウジングの接合を体験いただけます。
また、マックピーアンドエス様横浜工場の見学会も受け付けております。
興味のある方は、ベンカン、マックピーアンドエス様スタッフにご連絡をいただくか、下記申込フォームに登録をお願いいたします。
▼勉強会申し込みフォーム▼
https://mktg.benkan.co.jp/public/application/add/5345
今後も両社協力して、ステンレス配管の普及と技術革新に取り組んでまいります。
ベンカンは、マックピーアンドエス様をはじめとするお客様のニーズに応える製品開発とソリューション提案に一層注力してまいります。
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株式会社マック・ピーアンドエス
http://www.mac-ps.jp/company.html
住所:神奈川県横浜市港北区箕輪町2-6-50
電話:(045)560-3551 FAX:(045)562-4551
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