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コラム

バックアップ「ダブルプレス」

  • 2019.08.27
  • カテゴリ: 製品|Products

|ステンレス配管の普及

 

ステンレス鋼は、その優れた特性を活かして様々な用途に使用されています。

配管に採用した場合の特長は、「高い強度」、「高い耐久性」、「優れたクリーン性」、「リサイクル性」などです。

 

しかしながら、優れたステンレス配管でありながら、普及するには、いくつかの問題がありました。

まず、材料コストが従来の配管材と比べ割高でした。

また、配管を接合する上で、従来工法である「溶接接合」や「ねじ込み接合」では、専門的な高い技術力が必要だったのです。

 

結果的にステンレス配管は、優れているが高額な予算が必要な特殊な配管となってしまいました。

実際、工場などの特殊な産業配管にだけ使用され、住宅や事務所ビルなどで使用されるのは希でした。

 

その問題を解消したのが、一般配管用ステンレス鋼鋼管(JIS G 3448:SUパイプ)とそれに対応する各種メカニカルジョイントです。

一般配管用ステンレス鋼鋼管は、ステンレス鋼の「高い強度」の特性を活かして薄肉にすることで材料コストを抑えると共に軽量化を実現しました。

また、各種メカニカルジョイントは、一般的な配管技術があれば、均一な品質で施工することを実現させ、一般配管においてもステンレス配管は普及し出しました。

 

メカニカルジョイントの開発

 

 

|ダブルプレスの開発

 

▲モルコジョイント(上)とダブルプレスのセーフティーエッジ(下)

現在、一般配管用ステンレス鋼鋼管に対応するメカニカルジョイントは、プレス式や拡管式が主流となっています。

 

1991年に開発されえた「ダブルプレス」は、プレス式のメカニカルジョイントとなります。

 

プレス式は、ヨーロッパを中心として世界的に普及している接続方式で、シール材が装填された継手本体に規定位置までパイプを差し込んで、専用締付工具でプレスすることで接続が完了します。

国内では、1976年からベンカンが、 「モルコジョイント」として製造、販売開始し40年を超えるロングセラー製品となっております。

ところが、大型や短工期を中心とした施工管理が難しい現場では、規定位置までパイプを差し込まなかったり、プレス忘れをしてしまうケースが発生してしまいました。

 

「ダブルプレス」は、パイプの差し込み不足やプレス忘れによる施工不具合を未然に防ぐために開発されました。

その特徴は、まず、セーフティーエッジです。

シール材の位置よりも、外側をプレスすることによって、パイプが継手本体のシール材部分以上差し込まないと水圧が上がりません。

 

▲セーフティー凹凸リング

また、セーフティー凹凸リングは、シール材に凹凸部を設けることで、プレス忘れした際には、同じく水圧が上がりません。

 

更に、プレス式は、専用締付工具で均一に接続されます。(六角ゲージで確認要)

そのため手作業でレンチで締め付ける袋ナット接続のように不均一になることはありません。

 

以上の機能から、竣工前に規定の水圧試験を実施することで、パイプの差し込み不足やプレス忘れなどによる施工不具合が起因する脱管を未然に防ぐことが可能です。

 

ダブルプレスとモルコジョイントの違い

 

 

|ステンレス配管をバックアップ

 

「ダブルプレス」は、ステンレス配管の優れた特性を十分に発揮できるようにバックアップするメカニカルジョイントです。

 

1.施工管理をバックアップ

一度、接続したら後に脱管することはありません。(規定水圧試験・六角ゲージ確認の実施)

 

2.作業者不足をバックアップ

拡管式の55%の接合時間を短縮可能です。(当社比)

 

3.コスト削減をバックアップ

厳しい予算案件が多い中、拡管式から33%の継手コストを削減することが可能です。(当社比)

 

ダブルプレス「セーフティーエッジ」

 

 

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takehiko wagatsuma


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