MENU

  • Facebook
  • Twitter

コラム

錆びにくいステンレス鋼の特性

  • 2016.11.14
  • カテゴリ: 知識|Knowledge

|ステンレス鋼とは

 

キッチン

生活の身の回りに普及するステンレス鋼ですが、意外と、その正体をご存知の方は多くありません。

 

ステンレスから想起されるもっとも多いイメージは、「錆びない」なのかと思います。

ステンレスですが、正式には、ステンレス鋼(stainless steel)と呼びます。

stain=錆び(汚れ) less=少ない steel=鋼

 

そもそも、ステンレス鋼とは、鉄(Fe)をベースに、クロム(Cr)などを配合して人工的に造った金属です。

その定義は、「炭素含有量 1.2%以下・クロム含有量 10.5%以上の鋼」とされています。(ISO規格より)

よく、ステンレス製のスプーンやフォークの裏に「18-8」と表記されていますが、これは、18%のクロムと、8%のニッケルが含まれていることを意味します。

 

つまり、ステンレス鋼とは、一般の鋼類と比べると優れた耐食性を持っていますが、使用環境によっては錆びる可能性も否定できませんので、正しい条件の下でご使用いただくことが重要となります。

 

ステンレス鋼とは・・・

 

 

|不動態皮膜

 

ステンレス鋼が「錆びにくい鋼」である最大の特徴が、「不動態皮膜」と呼ばれる1~3nm(ナノメートル)程の薄い保護皮膜により表面が守られていることが要因です。

1ナノメートルとは、100万分の1ミリを意味します。

 

%e4%b8%8d%e5%8b%95%e6%85%8b%e7%9a%ae%e8%86%9c

 

ステンレス鋼の中に含まれたクロム(Cr)が大気中の酸素(O)と結合する事で、保護皮膜である「不動態皮膜」が形成されます。

つまり、保護皮膜である「不動態皮膜」が錆びの進行を防ぐ役割を果たしているという事になります。

 

そして、多くの方々が疑問を抱かれるのが、この「不動態皮膜」が破壊された場合にどうなるのかです。

不動態皮膜の最大の特徴は、「自己修復機能」を有している点にあります。

 

仮に加工中や使用中に不動態皮膜が破壊されてしまった場合でもメッキや塗装と異なり、鋼中のクロム(Cr)と大気中の酸素が結合し、「瞬時に再生」致します。

この再生に時間がかかれば錆びが進行してしまうため、ここでの「瞬時に再生」は重要な役割です。

また、「自己修復機能」は大気中に酸素がある限り、無限に繰り返されます。

そのため、ステンレス鋼は半永久的に錆びない仕組みを作り出せるのです。

 

しかしながら、「不動態皮膜」だけでは万能とは言えません。

特に酸化性の酸には大きな耐食性を示しますが、非酸化性の酸に対しては耐食性が劣ります。

 

%e4%b8%8d%e5%8b%95%e6%85%8b%e7%9a%ae%e8%86%9c%e3%80%80%e5%86%8d%e7%94%9f

 

 

|オーステナイト系ステンレス鋼

 

実は、ステンレス鋼には、その含有素材などによって、オーステナイト系、オーステテイト・フェライト系(二相系)、フェライト系、マルテンサイト系などの種類に分類されます。

 

ベンカンのステンレス配管製品は、特に錆びにくい耐食性に優れたオーステナイト系のステンレス鋼を使用しています。

 

一般配管の素材として位置づけられているSUS304品は、オーステナイト系の代表的・標準的な鋼種で、クロムを 18%(質量パーセント濃度)、ニッケルを 8% 含む18Cr-8Niステンレス鋼です。

 

また、一般配管の環境よりも、厳しい環境下にある特殊配管ともなれば、SUS304にモリブデン(Mo)を2-3%添加強化した耐腐食性の高いSUS316品もご用意させていただいております。(製品・サイズ限定)

 

ステンレス鋼の種類

 

 

|発展するステンレス鋼

 

ステンレス鋼は、その配合によって、様々な特性を発揮する無限の可能性がある金属です。

実際、配管環境も人間の生活様式や産業の変化に伴い大きく変化しております。

これまでにはない配管へのニーズも派生する可能性は十分にありますので、業界(ステンレス協会)としても、その一員であるベンカンとしても、その研究を推進し続けて参ります。

 

 

Phone 皆様の声

takehiko wagatsuma


最近の投稿

カテゴリ

サイト内検索

月別アーカイブ

タグ

PAGETOP

Contact

ステンレス配管に関するご質問・ご相談・ご要望などがありましたらお気軽にお問い合わせください。

お電話でのお問い合わせ

メールでのお問い合わせ