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コラム

不凍液への適用

  • 2017.10.19
  • カテゴリ: 施工|Construction

|適用流体

 

ステンレス配管は、その優れた特性から様々な用途にご採用いただいております。

対して、ベンカンのステンレス配管に対応するメカニカルジョイントの場合は、一般配管の給水、給湯、空調配管でご採用いただくのが殆どです。

 

ステンレス配管ですので、様々な用途に採用をご検討していただきたいところですが、シール部分にゴム材を使用している関係から使用可否の判定を実施する必要があります。

 

現在、給水、給湯、冷却水、冷温水以外で使用可能とさせていただいている流体と使用条件は下記となります。

 

適用流体 使用条件
 圧縮空気 1.圧縮空気品質等級【JIS B8392-1】等級2.6.3以上

2.温度 20℃±15℃

3.許容圧力 0.9MPa以下

 オゾン 1.許容濃度 5ppm以下

2.温度 20℃±15℃

3.許容圧力 0.9MPa以下

 不活性ガス

(アルゴン、ヘリウム、窒素)

1.温度 20℃±15℃

2.許容圧力 0.9MPa以下

 純水 1.水質 蒸留水程度(比電気抵抗1MΩ・cm以下)

2.温度 20℃±15℃

 不凍液(使用可能不凍液*¹) 1.温度 80℃以下

2.濃度 60%以下

 植物油(EPDMは使用不可) 1.開放配管

2.温度 20℃±15℃

*上記以外の流体に関しては、お問い合わせください。

 

この中でもお客様より、多くお問い合わせいただくのが「不凍液」です。

 

 

|不凍液とは

 

不凍液はブラインとも呼ばれることもあり、冷却等の目的で配管内を循環する流体です。

不凍液は凍結を防止する為、エチレングリコール、プロピレングリコール等を主成分として、防錆剤等の添加剤を加えたものが一般的となっております。

凍結点が低く、0℃以下でも使用可能であることが求められます。

 

また、金属に対する防食性にも優れていることから、金属配管の腐食を防止する機能も求められるのが一般的になっております。

 

 

 

 

|不凍液の用途と適用

 

ステンレス配管ですが、「不凍液」が流体である配管にも多く採用されております。
しかしながら、ベンカンでは、「不凍液」を流体とする配管にベンカンのメカニカルジョイントをご使用していただく場合は、必ず、お問合せいただき適用の可否をご確認いただけるようにお願いしております。

一口に「不凍液」と言っても、メーカーや製品によって、成分やその含有比率が異なるからです。
また、それらの成分や含有比率を各メーカーは公開していないためにベンカンの工場にて実際に試験をして合格した製品のみ使用可とさせていただいております。

 

 

|適用確認試験の実施

 

「不凍液」がベンカンのメカニカルジョイントに適用するかの可否を判断するために行っているのは、シール材の浸漬試験となります。

 

基本的に80℃の「不凍液」に1000時間以上、シール材を浸漬させ、その上で所定時間毎に体積の測定や外面の観察を行いデータ化いたします。

 

同様に、水道水において、同じ条件にて浸漬試験を行っており、体積変化率や外面の劣化具合を比較し、使用可否を判断しております。

 

 

 

 

     

 

使用可能な不凍液の一部を下記に示します。

 

 

【使用可能不凍液】温度:80℃以下、濃度:60%以下

メーカー
商品名
継手 及び ゴムリング
BKジョイントⅡ モルコジョイント

ダブルプレス

CUプレス

JPジョイント

EGジョイント
FKM IIR EPDM
シーシーエス ウエストンブラインPB

ウエストンブラインEX
東京ファインケミカル オーロラブラインPS
オーロラブラインRH
ショーワ ショウブラインCP63
ショウブラインPPスーパー
ショウブラインPEスーパー 未検証 未検証
MORESCO

(日曹丸善ケミカル)

ナイブラインZ1
ナイブラインRH
ナイブラインNFP
DOW ダウサムSR-1
ゴード GDブライン950P
GDブライン950S
カネダ ハイコールK-350 未検証 未検証

ご使用においては、各不凍液の使用条件を厳守してください。

 

 

上記以外にも使用可能な「不凍液」の判定も実施いたしますので、営業部までご依頼ください。
尚、使用可否の判定に関しては、過去に試験実績のない「不凍液」の場合、対象の「不凍液」を取得してから約2~3ヶ月のお時間をいただいております。
時間を要して申し訳ありませんが、品質保証の観点から、シール部分のゴム材と「不凍液」の相性を検証した上で判定させていただくことをご理解いただくたく存じます。

 

今後とも、検証件数を増やし、適用範囲の拡大に努めて参ります。

 

takayuki kinoshita

 

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