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コラム

戦略人事「研修制度」

  • 2015.05.31

|戦略人事

 

企業は、その目的を果たすために、経営理念に基づいた戦略を立案し、それに沿って事業活動をマネジメントします。

そして、それらの活動には、資金調達、販売、人材管理、経営管理などの諸々の力の集合体である経営資源が不可欠となります。

 

経営資源とは、一般的にヒト、モノ、カネ、情報といわれています。

この経営資源を必要な部署や取り組みに供給するのも、インフラストラクチュアの取り組みとなります。

 

なかでも、筆頭の「ヒト」、つまり人事の重要性が高まっています。

従来型の人事とは、労務・法務などの制度やマニュアルなどのオペレーション業務ばかりに固執した保守的、定型的な前例主義がほとんどでした。

 

対して、現代では、労働力不足が深刻化していることや、それを補う意味での機械化の技術革新によって、個々の人材には、よりクリエイティブ性のある能力と発揮が求められるようになっています。

 

反面、従来の経営戦略では、戦略的に人事を捉える意識が低かったといえます。

故に、今後は、人材と組織の側面から変革をリードしていく戦略的人的資源管理(以下、戦略人事)が重要視されています。

 

マネジメント「戦略人事」

 

|研修制度

 

業務における人的な能力を高める取り組みの一つが研修制度です。

 

研修とは、業務に必要な知識やスキルを習得するために実施されるもので、OJTとOff-JTに大別しております。

OJT(On-The-Job Training)とは、通常業務の一環として行われる実務研修となります。

対して、Off-JT(Off-The-Job Training)は実務から離れて、特別な課題に徹底して対応できる場と時間を設けて実施されます。

 

また、それぞれの運営は、内部研修と外部研修に分類されます。

内部研修とは、主に経営者や社内のマネジメント職、専門職などが講師となって研修プログラムを用意して実施します。

対して、社内対応の範囲を超える様な専門的な研修の場合には、外部研修として、専門のコンサルタントに委託する場合もあります。

 

内部研修では、運営に柔軟性ができ費用も抑えることが可能ですが、それ故に刺激や緊張感が希薄になる可能性があります。

対して外部研修では、専門性の高いコンサルタントを招くことで、社内にはない、高い知識を得ることが可能です。

また、社外の研修の場に、他の企業の方々と参加する場合には、刺激や緊張感、新しい気づきなどを得る機会となります。

但し、外部に委託するために費用が高くつくことを覚悟せねばなりません。

 

OJTとOff-JT、あるいは、内部研修と外部研修では、それぞれにメリットとデメリットがあります。

特に費用を基準として、後は、対効果で選定して行く必要があります。

また、場当たり的に開催するのではなく、人材育成、組織育成と長期的に見据えて企画することが大切になります。

 

古(いにしえ)を稽(考)る

 

 

|ベンカンの研修

 

ベンカンにおける内部研修の柱は、「経営理念勉強会」です。

これは、半期に一度、経営層から直接雇用社員と一部の派遣社員を対象に経営理念を伝えるために実施されるものです

基本的に経営理念は、簡単に変わるものではありません。

しかし、経営を取り巻く環境が著しく変わる現代においては、その時々で、捉え方を変えて行かねばなりません。

経営の基盤となるところですので、そこに認識の乖離が生じないように定期的に実施しています。

 

対して不定期で実施しているのは、各部が主催する実務研修です。

これは、状況において、OJTあるいはOff-JTで企画されています。

 

例えば、営業部が主催したVA提案力を向上させることを目的とした集合研修です。

VA(Value Analysis)とは、本来、ユーザーの求める潜在価値を解析して、それに見合った価格を含めた最適価値をご提案させていただくことです。

しかし、経験の浅い営業スタッフを中心に、価値がコストダウンであるかのように捉えてしまう傾向にありました。

研修は合宿スタイルにして、より深堀した課題に取り組んだようです。

 

また、外部研修では、会社の状況と環境を考え、相応しい専門性の高いコンサルを招いて実施しています。

例えば、営業スタッフを対象とした「絶対達成プログラム」では、営業コンサルタントの横山信弘先生を招いて、ロジカルに目標を達成するための思考と行動を身につけることを目的に実施されました。

マネジメント職を中心に実施した「戦略MQ会計研修」では、西順一郎先生をお招きして、会計を戦略的に活用する知識を学びました。

マーケティングに関しては、理央周先生が主催されるる「LBT(Leaders to Blaze Trails)」に都度、選抜スタッフたちを参加させております。

 

今後も必要に応じて、様々な研修を企画、運営して行きたいと考えております。

 

戦略人事「戦略MQ会計研修」

 

sano

 

  佐野 裕(Yutaka Sano)  管理部 部長

 

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