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コラム

TQM(総合品質マネジメント)

  • 2017.02.24

|品質保証

 

TQM

製造業とは、原材料などを加工することによって、顧客が求める製品を生産し、ご提供することで成り立ちます。
ここで重要視されるのが品質です。
品質とは、本来備わっている製品の性能であって、それを満たしていることです。
逆に、その品質が備わっていなければ、顧客が求める製品と合致しないことになります。
それでは、事業が成り立たないことになってしまいます。

そこで、製造業において、重要視されるのが品質保証(Quality Assurance)であり、それは、顧客との信頼を構築する基幹部分であるといえます。
だからこそ、顕在化した品質の問題を対処するだけではなく、その根本から改善することで、そもそもの品質の問題が発生しない体質、つまり安定した信頼度の高い品質のつくり込みが重要となります。

ベンカン・ベトナムではTQM(総合品質マネジメント:Total Quality Management)による品質保証体制の構築に取り組んでおります。
従来のベンカン・ベトナムの品質保証は、製造工程における品質管理の特に検査に依存した傾向が強いものでした。
対して、TQMとは、従来の品質管理にばかり依存するのではなく、顧客満足(CS:Customer Satisfaction)を核として推進されます。
具体的には、上流の源流管理から品質管理、そして下流のアフター管理までのバリューチェーン(Value Chain)の最適化と向上によって、品質のつくり込みを行うことです。

これは、品質管理の体制を緩めるという意味では決してありません。
ある意味、品質管理を基軸として、川上である源流管理と川下であるアフター管理を確立させ、総合的に品質保証(QA)体制を強化する意味合いになろうかと考えます。

次に具体的な、源流管理、品質管理、アフター管理の考え方をお伝え致します。

 

品質の保証

 

|源流管理(Source Control)


TQMの構築には、まず、源流管理(Source Control)の積極的な導入です。
源流管理(SC)とは、企画、開発、改良、設計など、より源流に近いところで、製品や機能、システムの問題、製造での不適合などの課題を未然に発見し解決して行くことです。
源流管理SCの主旨は、大きく次の4つとなります。
(1) 上流:バリューチェーンのより上位
モノごとが固まるバリューチェーンのより上流である、企画、開発、設計、前工程などでに対策を実施する。
(2) 早期:時間軸の早い段階
問題が発生した際の影響を最小限に抑え、その対策の時間も多く取ることができるように、時間軸で、より対処を早く実施する。
(3) 原点:問題原因・本質
上流や早期の段階で、望むべき品質と現状のギャップを明確にすることで、問題の原因や本質を可視化させ、先手先手の対策を実施する。
(4) 起源:USPの存在
優れた製品や機能であっても、それが顧客の望む価値、つまり、USP(Unique Selling Proposition)でなければ、その起源に遡っての存在意義の検討を実施する。

 

 

|品質管理(Quality Control)

 

品質管理QCの主な活動は、工程内の検査となります。

通常の検査とは、製造工程の最後に、製品の質が、あらかじめ定められている規格要求事項と比較し、適合しているかを、計器類(測定器やゲージなど)を用いて判定することです。

 

しかし、その製造工程の最後に実施される検査に依存し過ぎると、検査の負担が大きくなります。
更に、品質トラブルが発生する様なら、その度に強化することになり、結果的にダブルチェック(二重検査)、さらにはトリプルチェック(三重検査)まで横行していまいます。

これでは、膨大な検査項目に対応する必要性から、逆に品質トラブルを拡大させてしまう危険性もあります。

 

対して、TMQにおける品質管理QCは、検査に依存し過ぎることなく、各工程で品質のつくり込みを実施することにあります。
工程の最後の検査で、顕在化した品質の問題に対処するだけではなく、その根本から改善することで、そもそもの品質の問題が発生しない体質、つまり安定した信頼度の高い品質にすることです。
これは、ある意味、品質管理の中での源流管理とも言えます。

 

 

 

 

 

品質「検査のあり方」

 

 

|アフター管理(After Control)

 

従来、品質と言えば、社内、特に製造工程内の課題であると捉える傾向にありました。
しかし、ベンカンが取り扱う製品は、現場での施工が伴って初めて性能を発揮することになります。
つまり、顧客である需要家の皆さまの手に渡ってからの施工の品質も見逃すことは出来ません。

 

アフター管理ACでは、まず、、ロジスティクスである供給体制が重視されます。
需要家の皆さまが、施工の際に、必要な製品、アイテムが手元に届いていない。
あるいは、接合の際に必要な専用のリース工具が届いていない。故障で動かないなどとなれば、たちまち施工は止まってしまいます。
そのため必要な物を、必要な時に、必要な場所へお届けするという考えが非常に重要となります。

また、正しい施工を実施していただくために施工前には必ず施工講習会を実施させていただきます。
しかし、この施工講習会を実施しなかったり、実施内容が実施者によってバラツキがあっては、施工品質にも影響が出る可能性がありますので、画一化した実施を徹底します。

 

その他、源流管理SCに結びつけるためにも、実際に施工される需要家の皆様のご意見を率直に受け入れることで、製品の企画、開発、改良、設計などに活かす体制も構築致します。

 

施工講習会の実施

以上、ベンカンでは、TQM体制を徹底した品質保証QAに取り組んで参ります。

 

篠田

 

 篠田 直明 (Naoaki Sasata) 執行役員

 

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