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コラム

社会貢献「サステナブル建築」

  • 2016.12.25

|社会貢献

 

2015年9月に開催された国連サミットで「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」が採択されております。

SDGsは、地球ぐるみで、環境破壊や貧困などに終止符を打ち、すべての人が平和と豊かさを享受、持続できる社会を実現させることが目的です。

そのための17のゴール・169のターゲットから構成され、先進国、発展途上国に関わらず取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、「地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)」ことが宣言されています。日本の取り組み(PDF)

 

その影響から、最近、サステナブル(sustainable)と言う言葉を良く耳にするようになりました。

特に環境面であれば、将来的にも、現在のような環境下で人類が地球上で生活していけること。

つまり、環境や社会に優しいとの意味合いに使われますので、日本では、これまで、エコロジー(ecology=環境に優しい)が用いられていたところが置き換わって来ていることが多いのかと思います。

 

建築業界においても、サステナブル建築が注目されています。

 

サステナブル建築とは、「設計・施工・運用の各段階を通じて、地域レベルでの生態系の収容力を維持しうる範囲内で、(1)建築のライフサイクルを通じての省エネルギー・省資源・リサイクル・有害物質排出抑制を図り、(2)その他地域の気候、伝統、文化および周辺環境と調和しつつ、(3)将来にわたって人間の生活の質を適度に維持あるいは向上させていくことができる建築物を構築することを指します。-引用:一般社団法人 日本建設業連合会 -」と定義づけられています。

 

建築思想の発展と、設計、施工、運用を通して社会貢献する時代となってきました。

 

社会貢献「SDGs:持続可能な開発目標」

 

 

|団地再生の取り組み

 

img_84992016年11月に団地再生支援協会の「第13回 団地再生シンポジウム」が開催されました。

 

開催のテーマは「サステナブル社会の団地再生まちづくり」であり、そのサブタイトルになっている通り、「今日本で、世界で起こっていること」に対して各団体から報告がされました。

 

特にヨーロッパ(ドイツ、オランダ、イギリス)で1970年代から始まった、高齢者と子育て世代別に対応する団地づくりに関する報告には非常に注目が集まりました。

ヨーロッパでは、新築でなく既存の建物を、現代の入居者のニーズに合わせた団地再生(リノベーション)が進んでいるのだそうです。

 

日本では、リノベーションよりも、リフォームの方が馴染み深いかと思いますが、その線引きはあまり明確ではありません。

既存の建物をベースに改修したのがリフォームで、新築と見間違えるレベルの大掛かりな改修がリノベーションと捉える感じかと思います。

戦後からスクラップ&ビルドが主流だった日本では、やっとリフォームが定着し出したレベルであり、今後、ヨーロッパを後追いする形でリノベーション化も進むのかもしれません。

 

日本からは、「UR都市機構」様が千葉県柏市の豊四季団地の建替えと地域コミュニティー再生の取り組みを紹介されました。

また、民間団地の再生事例では、小田急線座間駅に隣接する小田急電鉄社宅(4棟100戸)のリノベーションにより、入居者の増大とゴーストタウン化した座間駅周辺商業施設が活性化し始めた報告がありました。

 

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|サステナブル配管

 

従来から「エコマテリアル(環境に優しい素材)」の代表とされてきたのがステンレス鋼です。

まず、食器などに多用される素材であることからも、生物や環境に有害または、懸念される特定環境負荷物質(鉛・環境ホルモン等)が含まれておりません。

また、錆びにくい金属であることから衛生的で、更に、その耐久性の高さから廃棄されて、ゴミとなる頻度を抑える素材でもあります。

そして、仮に廃棄されたとしても、単一素材ですので分離分別が不要で「100%リサイクルが可能」であり、生産時の「二酸化炭素(CO2)発生量が少ない」素材でもあります。

 

そのために「清潔、環境、リサイクル、地球にやさしい素材として、サステナブルの称号が最適な素材であると考えられます。

建築分野では、衛生面が重要視される食品工場や浄水場、厨房など、耐久性が重要視される屋根や外壁など、多岐の渡って採用されております。

 

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※西武ドーム(出典:Sight-seeing Japan)        ※墨田区役所

 

サステナブル建築には、当然のことながら配管も含まれています。

例えば、「ステンレス協会」では、サステナブルとは謳っておりませんが、「配管システム普及委員会」を編成して、「グリーンパイプ」と称して、普及活動に努めております。

 

モルコジョイントベンカンにおきましても、2015年に国連サミットでSDGsが採択されたことを受けて、翌年に企業理念であるミッションを変更させていただきました。

 

「現在だけでなく未来を考えた 配管の開発と供給を通して信頼ある ライフラインの構築をご提案します」

 

これは、ベンカンがSDGsに賛同し、そこに貢献できる企業を目指すという宣言でもあります。

また、このミッションを訴求させる意味のミッションプランドとして、SUSTAINABLE LIFELINE ® を商標登録させていただきました。

 

今後も、サステナブル建築を中心にステンレス配管をご提案させていただきます。

また、サステブル配管が、必ずしもステンレス配管だけであるとは限らないと考えております。

 

排水トラップ例えば、前出の団地再生製品としては、ステンレス配管の他に、「浴室排水トラップ改修キット」をご提案させていただき、引き合いが増えております。

浴室などの排水トラップは、新築であれば樹脂製の逆ワン型排水トラップが主流となっております。

しかし、まだまだ鋳鉄製排水トラップ仕様の団地が存在し、劣化によって封水が張れなくなってしまうケースがあります。

このキットは、樹脂材で、補修することで、高額な改修費用を抑えて、寿命を延ばすことが可能となります。

※排水トラップの劣化の程度によって、補修が出来ない場合もあります。

 

新築の建物には、持続性の高いステンレス配管をご提案させていただくと共に、既存の建物には、その寿命を延ばせるようなご提案を引き続き取り組ませていただきたいと考えます。

 

SUSTAINABLE LIFELINE(サステナブル配管)

 

 

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  我妻 武彦(Takehiko Wagatsuma) ico_sns_facebook 代表取締役社長

 

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