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コラム

社会貢献「照明のLED化」

  • 2018.04.20

|社会貢献

社会という組織を構成する上で大きな存在が企業です。

故に企業における、社会的責任(CSR:Corporate Social Responsibility)あるいは、社会における企業の存在意義(パーパス:Purpose)が問われています。

 

さらには、2015年の国連サミットでは、地球規模の持続可能な開発目標を掲げたSDGsが採択されました。

SDGsは、先進国も発展途上国も関係なく、地球ぐるみで環境破壊や貧困などに終止符を打ち、すべての人が平和と豊かさを享受することを可能にし持続できる社会の実現が目的となります。

そのため、概ね環境、経済、社会のカテゴリーに分けられる17の目標から構成され、どの国や地域にとっても取り組みやすいような包括的かつ具体的な内容となっており、「地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)」ことが宣言されています。日本の取り組み(PDF)

 

ベンカンでは、共感するカタチで、2016年にSDGsの考え方を企業理念のミッションに取り入れました。

このミッションを通して社会貢献することで、その存在意義が高まり結果的に、私たちが目指すべきところのサステナブル企業になれるのかと考えております。

まだまだではありますが、まずは、事業活動を通して努めることを徹底しております。

その上で、出来る限り、事業以外の活動でも貢献できるように努めてまいります。

 

社会貢献「SDGs:持続可能な開発目標」

 

 

|照明器具のLDE化

 

LED照明本体世界規模で、白熱灯、水銀灯、ハロゲン灯などの照明器具の使用自粛や禁止の傾向が高まっています。

代替製品として普及が進むのが、二酸化炭素排出量が少ないLEDです。

 

LEDの正式名称は、Light Emitting Diode(ライト・エミッティング・ダイオード)、日本語では発光ダイオードと訳されます。

その原理は、電気の(+)が動くP型半導体と(-)が動くN型半導体を接合して通電することで動いた(+)と(-)が結合する際に余ったエネルギーを光エネルギーに変換して発光するものです。

ベンカンのMJ工場(群馬県太田市)では、製造現場や倉庫など、空間が広かったり、天井が高いなど、多くの光量が必要な場所は、水銀灯を採用し、その他は、蛍光灯による照明が基本でした。

 

IMG_9809しかしながら、照明のデットスペースをどうしても生じさせてしまうため、作業上の安全確保に懸念がありました。

また、検査工程では、目視検査もあるために、その精度を高いレベルで確保するためには、明るさは非常に重要なものでした。

 

当然、LED化も検討しましたが、どうしても、高額の導入費用(イニシャルコスト)が問題となり先送りになっておりました。

 

そこに、SDGsに対するモノの見方が加わりました。

内的な基準でばかりで出来ない理由ばかり掲げるのではなく、外的な貢献も考えて積極的に出来る方法を考えることになったのです。

 

社会貢献「SDGs:持続可能な開発目標」

 

|LED化の実現

 

LED灯を導入することでのランニングメリットは多岐に渡ります。

 

・消費電力は、白熱電球の約10分の1程度。

・二酸化炭素の排出量が少ない。

・寿命が長い。(蛍光灯の4倍の4万時間程度)

・点灯した直後に最大の明るさが得られる。

・交換頻度が少ないため高所作業の手間を省ける。

・衝撃・振動に強く壊れにくい。

・赤外線・紫外線をほとんど含まず、人体に優しい。

・環境に有害な物質を含まない。

 

対して、大きな問題となったのが、高額の導入費用(イニシャルコスト)です。

この問題を解決する上で、社内外の関係者と協議を続けましたが、これまで悩んで来たことが嘘のように「タカラサービス株式会社」様からのVA(価値分析:Value Analysis)提案で簡単に解決しました。

 

検査班LED後1今回、LED化を実現できた背景には、日頃、ベンカンがステンレス配管をご提案させていただく際のライフサイクルコストの考え方であったことは間違いありませんでした。

 

導入後の作業者たちの意見は、レンズで配光された強い明りが手元の照度を上げ、生産性と安全性を高めてくれると好評です。

 

また、工場見学にご来場いただいたお客様からも、明るい工場であるとご評価いただいております。

 

是非、多くの皆様にご来場いただきご体感いただけたら幸いです。

 

 

ライフサイクルコスト

 

 

 

   山藤 博文(Hirobumi Sando) 製造部 製造技術課

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