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コラム

アカデミックな活動と目的

  • 2017.09.26

img_7578ベンカンにおいては、1975年に発売した「モルコジョイント」は、国が発明を保護する特許制度により特許権を得た製品です。

しかしながら、現在は該当期間の満了により、模倣製品が複数存在しております。

ビジネスにおいて、ある意味、模倣策は常套手段ですので、これ自体を否定することは出来ません。

それ故に、製造方法や詳細技術データの機密保持を徹底しております。

 

我が国は、グローバル化の進展や市場等の成熟に伴い、多様化している顧客ニーズやIT化による製品のコモディティ化など、激しい環境変化への対応が求められる中で、日本の企業は自社製品や経営資源のみだけでは、新たな価値(イノベーション)を生み出せなくなってきているなど、厳しい競争環境下に置かれております。

 

これは、経済産業省が、2016年に公表した「オープンイノベーション白書」の一節です。

 

オープンイノベーション

 

「オープンイノベーション」とは、組織内部のイノベーションを促進するために、意図的かつ積極的に内部と外部の技術やアイデアなどの資源の流出入を活用し、その結果組織内で創出したイノベーションを組織外に展開する市場機会を増やすことです。

現在、ベンカンでは、特許権や機密保持と逆行するかの様な、この「オープンイノベーション」を開発部がイニシアティブをとって積極的に進めています。

 

その一環として、昨年より「塑性加工学会 チューブフォーミング分科会」様の工場見学会を機会に、交流を広げて参りました。

 

「(社)日本塑性加工学会」様

 

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▲フロントフェンダー(マツダ公式ブログより)

日本の塑性加工技術は、自動車業界の技術発展と共にあり、軽量化や低コスト化を塑性加工技術で克服して、世界に冠たる自動車輸出大国と成って、先進国の仲間入りを果たして来た歴史は、皆様の知るところです。

 

今回、縁あって、塑性加工学会の諸先生方と交流させていただく中で、元々の塑性加工技術から枝分かれして独自に発展した技術である事を、改めて知ることと成りました。

建築設備業界は、自動車業界の塑性加工技術を取り入れ、衛生・空調設備配管の「溶接」や「ロウ付け」などの接続技術に応用したのです。

また、建築現場や改修現場で火気を使用しない接合技術が求められたことから、メカニカルジョイントの開発へと発展しました。

 

ベンカンにおいては、先述のモルコジョイントに代表されるプレス式継手から始まり、拡管式継手、最近ではワンタッチ式継手と新たな接合技術を開発しております。

 

金属加工法「塑性加工」

 

モルコ(横長)ところが、学会で活動する中で、アカデミックに深い知見や実験で技術データを持たれた諸先生方がおられ、大学でのパネルディスカッションや塑性加工技術発表会、技術書籍への記事寄稿などの機会をいただくに連れ、建築設備業界では成熟していたと考えていたベンカンの技術は、領域や切り口を変えることで、まだまだ発展の余地があることに気付かされました。

また、他業界から技術を取り入れておきながら、建築設備業界は独自に発展して来た「配管接合技術」を業界外に広く啓蒙する責任を怠っていたのではないかとも感じ始めました。

 

今後、ベンカンでは、アカデミック(学術的)な活動を通して、業界内外に対する既存技術の発展に努めて参ります。

社内開発にのみに頼ってきた閉塞感を打破し、社外の英知を貪欲に吸収し技術革新を一歩も二歩も進めて、社会に貢献する企業と成り、我々自身も成長したいと願っています。

それによって、建築設備業界内でイノベーションを起こすことを目指すと共に業界外に向けても、何らかのイノベーションを起こせるかもしれません。

これこそが、正しく、「オープンイノベーション」の姿なのかもしれません。

 

<オープン・イノベーションのご相談窓口>開発部 担当:入江 TEL:03-3777-1531 E-mail:クリック

 

 

入江

 

入江 孝弘 (Takahiro Irie)  ico_sns_facebook  開発部 部長代理

 

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