MENU

  • Facebook
  • Twitter

コラム

マネジメント「ロジック構築」

  • 2021.09.15

|マネジメント

 

人は一人で成せる目的には限界があります。

それ故に、より大きな目的を達成させるために、同じ意志を持った個人が集って組織を形成します。

組織とは、共通する目的を達成するために情報を共有して貢献し合う個の集まりです。

 

しかしながら、目的達成に対する意志が同じであっても、それを実現させるための方法論は、個人それぞれです。

それぞれの能力も均一ではありませんし、それぞれに、長所もあれば、欠点もあります。

それ故に、組織の存在意義を高めるためにも、それぞれの長所を活かし、それぞれの欠点を補い合いながら、目的を達成するための行動に結び付けさせる機能がマネジメントです。

 

ところが、実際には、何を伝えたいのか言っていることが支離滅裂な人、あるいは考えの収拾が着かずに上手く伝えられない人などが少なくありません。

だからこそ、マネジメントを機能させるためにも、論理的、あるいは、ロジカルであることが重要となってきます。

 

経営「マネジメント」

 

 

|ロジカルシンキング

 

自分の主張を他者に受け入れてもらうには、まず、論理あるいはロジックを理解してもらう必要があります。

その上で、それが、他者にとって必要なものであることを納得してもらわなければなりません。

 

ロジックとは、論証の筋道、あるいは、議論の筋道・筋立てとされています。

故にロジカルであるとは、主張に対しての説明の道筋が正しく通っていることです。

 

また、マネジメントを機能させるには、ロジカルであることが重要としましたが、特定の人だけがロジカルでも意味はありません。

よって、如何に、その組織の中で、ロジカルシンキング(logical thinking:論理的思考)を浸透させるかも重要になってこようかと思います。

 

ロジカルシンキングをサポートする方法がいくつかあります。

しかし、どれも万能ではありませんので、その状況によって、組み合わせて活用することが重要となります。

 

■縦の理論・横の理論

 

まともな組織の中で、自分自身の考えを通すのであれば、曖昧な主張は受け入れられることはありません。

そもそも、人が主張を受け入れるか否かは、「本当にそうなの?」あるいは、「それだけなの?」の2つの観点で判断されます。

 

その主張が「本当にそうなの?」と論拠を求めることを「縦の論理」あるいは「垂直思考(Vertical thinking)」と言います。

これによって、曖昧であったり、理解し難い考えをシンプルにし、組織内で共有させ易くする(構造化)することが可能です。

 

しかしながら「縦の論理」ですが、一方で、斬新な発想は生まれ難い欠点もあります。

そこで、これに対して多様な視点から物事を見ることで直感的な発想を生み出す「横の論理」があります。

「水平思考(Lateral thinking)」とも呼ばれ、「それだけなの?」と漏れなく、ダブリなく(MECE:Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)を求めます。

 

「縦の論理」が問題解決のために既成の理論や概念を深堀りすることに適しているとしたら、「横の論理」は問題解決のために既成の理論や概念にとらわれず、新しいアイデアを創造するものです。

「横の論理」の発想方法には、ランダム発想法、刺激的発想法、挑戦的発想法、概念拡散発想法、反証的発想法など様々なものがあります。

 

■ロジックツリー

 

マネジメントで捉えた場合、目標を達成することが成果となります。

 

しかし、最初からマクロ的に目標達成を掲げても対策を講じることは困難です。

そこで、ロジカルシンキングによって、課題を論理的に分解し、より具体的な行動に落とし込みむ思考法をロジックツリーと言います。

 

まず、目標はKGI(Key Goal Indicator:キー ゴール インジケーター)に分解します。

KGIとは、「経営目標達成指標」のことであり、目標を達成するためにのゴール(最終的)指数です。

つまり、KGIを達成することによって、目標が達成されることになります。

 

次にKGIをKPI(Key Performance Indicator:キー パフォーマンス インジケーター)に分解します。

KPIとは、「重要業績評価指標」のことであり、KGIを達成するためのプロセスを定点観測するための指標のことです。

つまり、KPIは、それをやり切ることで、KGIを達成できるものでなければなりません。

 

■その他の思考法

 

その他の思考法としては、例えば、フレームワーク思考があります。

思考のベースとなる枠組みを事前に設定することで、MECEな組み合わせを具体化することです。

例えば、マーケティングの3C分析SWOT分析などが、これにあたります。

 

また、ブレインストーミングの際に用いられるピラミッドスタラクチャーは、縦の論理の思考法でもあります。主張を上位にして、その論拠を論理的に追求して行く手法です。

 

ロジックツリー

 

 

|ロジック構築

 

組織にロジカルシンキングが浸透したからといって、必ずしも成果に結びつくとは限りません。

 

まず、前提は、ロジックの言語化であると考えます。

どんなに優れたロジックでも、自分の中で言語化(会話・文章)できなければ、他者には伝わりません。

 

そして、ロジカルシンキングのスキルを身に着けて満足することではなく、それを如何に発揮してロジック構築するかです。

ロジック構築とは、一部のロジカルシンキングによる思考法を取り立てるものではなく、様々な角度から検証して、それらを論理を組み上げ、伝えることです。(参考:ロジック構築の技術 倉島保美・著/あさ出版

 

例えば、前項のロジックツリーで、KPIの設定までを行いました。

しかし、それでロジックが構築された訳ではありません。

ここで大切になってくるのが、「縦の論理」と「横の論理」です。

「縦の論理」では、分解された主張が、その元となる目標を達成するために値するものなのかを追求する必要があります。

また、「横の論理」では、すべきことに漏れや重複する事項はないのかを確認します。

これによって、目標を達成できる計画を立案することが可能となります。

 

更には、現実は、KPIをやり切っても、KGIを達成することが出来ない場合もあります。

だからこそ、そのギャップを評価・検証して、KPIを見直して改善して取り組むPDCAサイクルが重要となってきます。

特にPDCAサイクルでは、検証Cの際にフィードバックを得る機会があります。

これによって、より論理の組み上げが強固なものとして伝えることが可能となると考えます。

 

人間である以上、感情は大切な要素です。

しかし、ビジネスである以上は、絶対に目標を達成しなければなりません。

故に、この人間らしさを損なうことなく、筋の通ったロジック構築によるマネジメントが大切であると考えます。

 

マネジメント「能力の差」

 

 

 

  我妻 武彦(Takehiko Wagatsuma) ico_sns_facebook  代表取締役社長

 

皆様の声


最新の記事一覧

サイト内検索

月別アーカイブ

タグ

PAGETOP

Contact

ステンレス配管に関するご質問・ご相談・ご要望などがありましたらお気軽にお問い合わせください。

お電話でのお問い合わせ

メールでのお問い合わせ