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コラム

安全衛生「避難・消火訓練」

  • 2022.11.15

|安全衛生

 

大きなものも含め、全国各地で災害が頻発しています。

原因も地震、台風、豪雨、津波、雪崩、噴火などの自然災害から、それらが起因しての災害もあります。

今後、首都圏直下地震が起こる可能性が高いとされるなど、地域を限定することなく、防災対策は重要視されております。

 

例えば、行政としても次の様な責務を掲げ活動しています。

・災害対策を的確かつ円滑に実施するとともに、防災体制を整備する。

・平時より防災関係機関、他の地方公共団体との連携、協力を図る。

・住民、防災住民組織、事業者、ボランティア等との協力体制の構築に努める。

 

また、企業である事業者に対しては、次の様な努めなどが求められています。

・管理する施設および設備の安全を確保する。

・従業員、来訪者等の安全を確保する。

・災害時は、行政や防災住民組織等と連携、協力し、地域の応急活動等を行うよう努める。

 

当然ながらベンカンとしても、社会の一員としての努めとして、安全衛生活動の一環として、防災対策を講じております。

 

安全衛生管理体制

 

 

|避難・消火訓練

 

ベンカンでは、毎年、「避難・消火訓練」を実施しています。

開催するの当たっては、地元の消防署の協力を得て、実際の火災発生を想定して、初期対応と指定場所への避難を行い、消火器や屋外消火栓を使用しての実技訓練を実施しています。 

 

避難・消火訓練を実施する上で大事なのは、緊急時の行動を理解すると共に、もしもの時に備える心構えです。

 

まずは、通報訓練がスタートとなります。

実際に災害が発生した場合には、119番に電話をおこない火事の状況を報告し、通報する際には、「火災か救急か」「場所」「火災・事故の状況」「通報者の氏名・連絡先」を明確に伝える必要があります。

 

通報訓練を合図に、避難訓練となります。

慌てて転倒など二次災害にならないように、落ち着いて、指定された避難通路から、同様に指定された避難場所に移動します。

避難場所では、逃げ遅れた人がいないか、当日の出勤者が全員揃っているか点呼を行い確認報告します。

 

避難場所は広場となっておりますので、実際に消火栓と消火器を用いた消火訓練を実施しています。

消火器は、普段、社内にある事は知っていても、実際に使用したことがない社員もいますので、問題なく使えるように使用方法なども説明します。

また、工場であることから大規模災害も想定して、消火栓を使用しての放水訓練も実施しています。

 

安全衛生「災害対策」

 

 

|訓練の必要性

 

実際災害が発生したときには、まず自分たちで、正しい行動が出来ることが重要です。

そのため日頃から正しい行動を社内で共有するようにしています。

 

しかし、正しい行動を知っているからと言って、誰もが正しい行動ができるとは限りません。

そのため訓練では、実際の災害を想定して行動します。

 

訓練によって、知識とのギャップを可視化させることが出来るはずです。

可視化されることで、そのギャップを埋めて、実際の災害時の正しい行動に反映させることが訓練の目的です。

 

また、実際に行動することは、人間の感受性に訴えることにもなります。

決して、避難・消火訓練を単なる練習程度に捉えないように危機感を持って参加してもらえるように促しています。

 

工場内の火災は大規模災害になる可能性が高く、また災害が実際に発生した際には注意しなければいけない箇所も数多くあります。

これからの季節は空気が乾燥しているためいつどこで火災が発生するかわからないため、誰が通報者・消火者になるかわかりません。

当然のことながら、火災は起こさないようにすることが一番です。

しかし、起きてしまった場合は、第一に「自らの生命は自ら守る」という自己責任による「自助」の考え方が優先されます。

 

そして、災害時に大切なのはきちんと行動できることです。

実際の災害は予期せぬときに発生します。

また、想定外の被害も考えられます。

そうした際に臨機応変に、落ち着いて適切な対応が取れるために、社員一人ひとりの防災に対する意識をより高め、日頃から訓練を積み重ねることが大切であることを、訓練を通じて学ぶようにしていきます。

 

戦略人事「学習の5段階レベル」

 

 

 

内田 義則(Yoshinori Uchida)営業部 業務課 担当課長 兼 安全委員会 委員長

 

 

 

 


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