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コラム

マネジメント「コンセプチュアルスキル」

  • 2020.07.29

|マネジメント

 

人は一人で成せる目標には限界があります。

それ故に、より大きな目標を達成させるために、同じ意志を持った個人が集って組織を形成します。

 

しかしながら、目標達成に対する意志が同じであっても、それを実現させるための方法論は、個人それぞれです。

また、それぞれの能力も均一ではありませんし、それぞれに、長所もあれば、欠点もあります。

それ故に、組織の存在意義を高めるためにも、マネジメントを機能させ、それぞれの長所を活かし、それぞれの欠点を補い合いながら、より大きな目標を達成させることが大切です。

 

マネジメントとは、部下の管理のみを指すものではありません。

経営を意味するものでもありませんし、ましてや、権力の意味でもありません。

マネジメントとは、組織が、その目標を達成するために必要な機能と捉えるべきです。

まるで、異なる形のたくさんのピースをハメ合わせて、大きなパズルを完成させるようなものです。

 

マネジメント

 

 

|コンセプチュアルスキルとは

 

組織においてマネジメントを司るのが、マネジャーです。

米国の経営学者であるロバート・カッツ氏は、「ハーバード・ビジネス・レビュー(1974年9月号)」に寄稿した「Skills of an Effective Administrator」のなかで、マネジャーに求められる能力を3つに分けて提唱しました。

 

①テクニカルスキル
②ヒューマンスキル
③コンセプチュアルスキル

 

テクニカルスキルとは、業務を遂行する上で必要となる専門的知識や技術、業務遂行能力などのことで、内容は職務内容によりさまざまです。

また、ヒューマン・スキルとは、他者との良好な人間関係を構築・維持するために必要な能力や技術です。

 

しかし、コンセプチュアル・スキルは、概念化能力ともいわれますが、その意味を表現するのが難しい言葉です。

様々な文献からの引用で「知識や情報など複雑な事象を概念化し、抽象的な考えや物事の本質を見極める能力」と表現させていただきます。

さらに、カッツ氏は、マネジャーを下級(ローワー)・中級(ミドル)・上級(トップ)の3階層に分け、上位マネジメントであればある程、つまり経営者であれば、コンセプチュアル・スキルの重要性が高まると指摘しています。

 

現代は、VUCA環境とも呼ばれる通り、変動的(Volatility)で、不確実(Uncertainty)、さらには複雑(Complexity)で曖昧(Ambiguity)です。

また、IT革命やインターネット革命の言葉の通り、デジタル社会へ偏移しています。

さらに今後は、コロナ禍の影響もあって、デジタルトランスフォーメーション(DX)が加速度的に進むともいわれています。

 

この状況は、労働者環境が、与えられていた仕事をこなすだけの単純労働(ルーチンワーク)だった時代から、知識労働(ナレッジワーク)に変えようとしています。

ナレッジワークとは、クリエイティブジョブなどともいわれる、知識により付加価値を生み出す創造性のある仕事を意味します。

 

故に経営学者のピーター・ドラッカー氏は、カッツ氏が提唱したモデルに対して、マネジャーに限定することなく、すべての労働者層にコンセプチュアルスキルが求められる時代だと説いています。

 

デジタルトランスフォーメーション(DX)

 

 

|コンセプチュアルスキルの習得

 

時代が求めるコンセプチュアルスキルですが、テクニカルスキルなどとは異なり、画一的な学習で習得できるものではありません。

多くのコンセプチュアルスキルを発揮すべき実践機会と対峙して、成功するにしても、失敗するにしても、体験値を高める以外にないと考えます。

勿論、その過程で、テクニカルスキルもヒューマンスキルも習得しなければなりません。

 

そのための方法論ですが、様々であるといえます。

例えば、マネジメントの定番的なフレームワークともいえるPDCAサイクルもその一つであると捉え、取り組んでおります。

 

そもそもPDCAサイクルとは、ゴールまでの最短距離を探りながら、前進を続けるフレームワークです。

そのために仮説である計画(PLAN)を立て、実行(DO)に移し、素早く検証(CHECK)することが大切です。

そして、一般的に、4つめのフェーズは改善(ACTION)ですが、調整(ADJUST)という考え方を取り入れています。

 

計画(PLAN):目的や目標を達成させたり、問題を解決するために何をすべきか仮説を立てる企画力。

実行(DO):誤りを恐れるのではなく、それも含めて仮説を立証するための実行力。

検証(CHECK):計画に対する現状のギャップを頻繁に振り返るロジカルシンキング(論理的思考)力。

調整(ADJUST):検証を基にして、次のサイクルにつなげるラテラルシンキング(水平思考)力。

 

その他、応用力、洞察力、直感力、決断力、俯瞰力、柔軟性、受容性、先見性、あるいは、虫の目・鳥の目・魚の目などの複眼視点、さらには、知的好奇心、探究心、チャレンジ精神など様々な能力を蓄積、磨かねばなりません。

 

その意味でもPDCAサイクルを回し続けることで、様々なスキルが蓄積され、自然と発揮する機会も増え、自ずとコンセプチュアルスキルが習得されて行くと考えております。

 

故に、組織では、個々に、常にPDCAサイクルを回すことを意識して行動するように促しております。

 

マネジメント「PDCAサイクル」

 

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  我妻 武彦(Takehiko Wagatsuma) ico_sns_facebook 取締役 最高執行責任者(COO) 兼 執行本部 本部長

 

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