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コラム

マネジメント「組織のあり方」

  • 2018.09.03

|マネジメント

 

人は一人で成せる目的には限界があります。

それ故に、より大きな目的を果たすために、同じ意志を持った人たちが集って組織を形成します。

 

よく組織と比較されるのが集団です。

その違いですが、共有の目的を持って集まった組織に対して、集団は目的を持たないか、目的が共有されない烏合の衆となります。

 

目的が存在する以上、組織にとって、その目的を果たすことが使命となります。

当然、構成する個々も、それに貢献するように取り組むはずです。

また、そのために、組織では、個々が互いに円滑なコミュニケーションを取り、協力し合おうとする意志が欠かせません。

そして、この組織が、目的を果たせるように機能させるのがマネジメントです。

 

仮に、組織でマネジメントが機能していないとなると、そもそも共有されていた目的にギャップが生じたり、互いの業務や権限のコンフリクト(軋轢、対立)を起こしたりしてしまい、組織は崩壊してしまいかねません。

 

経営「マネジメント」

 

 

|組織の条件

 

経済学者であり、自ら約20年間、電話会社を率いたC.I.バーナード氏は、著書「経営者の役割」の中で、組織をシステムとして定義し、「意識的に調整された2人またはそれ以上の人々の活動や諸力のシステム」としました。

そして、その成立のための条件として「組織の三要素」を示しております。

 

1.組織目的

参画する個々が、目的を共有していること。

 

2.貢献意欲

参画する個々が、組織の目的を達成するために、貢献しようとする意欲を持つこと。

 

3.情報共有

参画する個々が、目的は当然ながら、常に適正な情報を共有すべくコミュニケーションがとれること。

 

また、マネジメントで著名な経営学者のP.F.ドラッカー氏は、著書の中で、組織としての最小限持たなければならない条件として、明快さ、経済性、方向付けの容易さ、理解の容易さ、意思決定の容易さ、安定性と適応性、永続性と新陳代謝を示されています。

 

特に「組織の三要素」に付け加えるのであれば、明快や容易ということがが多用されている通り、組織は、「意識的に調整された2人またはそれ以上の人々の活動や諸力のシステム」である以上、ミスコミュニケーションによる弊害を避ける意味でも、シンプルな存在であることが求められているように思えます。

 

コミュニケーション

 

 

|マネジメントとの関係

 

組織とマネジメントの関係性は非常に強いものであると捉えております。

 

前出のドラッカー氏は、著書の中で、「組織が機能するには、マネジメントが成果をあげなければならない。組織がなければマネジメントもない。マネジメントがなければ組織もない。」と示しています。

 

つまり、組織は、組織で共有する目的を達成するために存在する手段でしかないということです。

そのため、目的を達成させるには、マネジメントを機能させなければなりません。

 

ドラッカー氏は、マネジメントに関して、この様に示しています。

「マネジメントとは、人にかかわるものである。その機能は人が恊働して成果を上げることを可能とし、強みを発揮させ、弱みを無意味なものにすることである。」

正に、これは、バードナーの組織の三要素に通じるものだと、あらためて思います。

 

また、2014年にフレデリック・ラルー氏が発表したティール組織があります。

その定義は、社長やマネジャーがマイクロマネジメントをしなくても、スタッフ個々が自分たちのルールや仕組みを理解して、目的のために独自に工夫し、意思決定することで組織の目的を果たせる組織といえます。

 

組織の理想は、このティール組織なのかもしれません。

しかし、現状のベンカンとしては、ヒエラルキー形態ではあるもののエンパワーメント(権限委譲)を伴ったトップダウンマネジメントと、ティール組織的なポトムアップマネジメントの良いところを融合させたグリーン組織を目指そうと取り組んでいます。

 

マネジメント「エンパワーメント」

 

 

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  我妻 武彦(Takehiko Wagatsuma) ico_sns_facebook  代表取締役社長

 

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