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コラム

安全衛生「慢性頭痛」

  • 2017.11.24

|慢性頭痛

 

頭痛は、ある意味、もっとも身近な病気かもしれません。

しかし、一口に頭痛と言っても、原因やその人によって本当に様々なようです。

 

お医者様にお話しをお伺いすると、頭痛の80%を占めると言う「慢性頭痛」では命にかかわるようなことは少ないそうですが、中には重大な病気の前兆として現れることもあるそうです。

そのため、油断して対応の仕方を間違えると、改善どころか原因によっては危険な病状となってしまう場合もあります。

頭痛の際は、勝手な判断で放置せずに、気になったら医師に相談すること。

そして、簡単に原因が特定できない場合でも注意深く経過観察を行うことが重要なのだそうです。

 

今回は、最も多い頭痛とされる「慢性頭痛」を取り上げてみたいと思います。

「慢性頭痛」とは、原因となる他の病気がなく、繰り返し起こる頭痛で、いわゆる「頭痛持ち」と呼ばれる方々の症状が、これに当たります。

大きく「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」の3つに分けられます。

 

 

|片頭痛(偏頭痛)

 

▲閃輝暗点(出典:wikipedia

片頭痛とは、頭の片側のみに発作的に発生し、偏頭痛と表記されたりもします。

疫学調査によると、日本人の8.4%、約840万人が片頭痛に悩まされていて、特に男性よりも女性に多くみられ(約3.6倍)、30歳代の女性では5人に1人が片頭痛持ちといわれています。

その症状は、ズキズキと脈打つような頭痛、嘔吐などの症状を伴うのが特徴で、体の知覚の変化、吐き気といった症状によって特徴付けられる神経学的症候群のようです。

人によって様々ですが、このような痛みが月に数回、酷い方だと週に1~2回発作的に起こり、数時間から3日間ほど持続すると言います。

 

頭痛の症状に伴って、吐き気がしたり実際に嘔吐してしまうといったこともあります。

更に、痛みによって、神経が過敏になるので、体を動かすと痛みが悪化したり、光や物音などにも敏感になり、そのまま動けなくなってしまうこともあるようです。

 

また、2、3割の人には、片頭痛が起こる前兆があって、例えば、目の前にチカチカと光るフラッシュのようなものがあらわれ、視野の片側、または中心部が見えにくくなる閃輝暗点(せんきあんてん)が生じたり、感覚が鈍くなる感覚異常、言葉が話しにくくなる失語性言語障害がみられる場合もあり、その15~30分後に頭痛が始まります。

片頭痛は、過労やストレスによって起こりやすくなり、特に、責任の重い仕事の後や大きな悩みから解放された後など、それまで過度の緊張で収縮していた血管が拡張し、頭痛発作が起こるケースが多いようです。

 

 

|緊張型頭痛

 

緊張型頭痛は、よく「ヘルメットをかぶったような」と表現される様に頭の周りを何かで締めつけられるような鈍い痛みが30分から一週間程度続きます。

また、肩や首の強いこり、めまい、ふらつき、全身のだるさなどを伴うこともあります。

 

子どもから高齢者まで、どの年齢層でもみられ、ときどき頭痛がするタイプ(反復性緊張型頭痛)と、毎日のように頭痛が続くタイプ(慢性緊張型頭痛)とがあります。

 

その原因ですが、身体的ストレスと精神的ストレスがいくつも重なることによって起こると考えられています。

 

身体的ストレスとは、運動不足、例えば上半身を前かがみにしたパソコン操作や、うつむき姿勢、車の運転、就寝時の合わない枕など、不自然な姿勢を長い間続けることや、体の冷えなどがこれに当たります。

このような状態が続くと、首から肩、背中にかけての筋肉や頭の筋肉が緊張することで筋肉が収縮し、こった状態になり、頭痛を誘発します。

 

精神的ストレスは、神経の緊張が毎日のように続くと、脳に備わっている「痛みのコントロール機能」がきちんと働かなくなり、筋肉が緊張していなくても頭痛が起こるようになってしまいます。

家庭内でのトラブルや仕事がうまくいかないなどの精神的ストレスも、神経や筋肉の緊張を高め、頭痛の誘因となります。

筋肉の緊張が高まると、筋肉内の血流が悪くなり、筋肉の中に乳酸やピルビン酸などの老廃物がたまり、それが周囲の神経を刺激し、締めつけられるような痛みを起こす様です。

 

 

|群発頭痛

 

群発頭痛とは、ある時期に集中して頭痛が起こるところから、群発地震に例えて名付けられたとされています。

ある一定の期間、毎日のように明け方のほぼ決まった時間に起こる激しい痛みが特徴で、症状の現れ方、群発地震に似ているためにこのように呼ばれています。

 

例えば、春先や秋口など季節の変わり目にはじまり、一度痛みがあらわれると、毎日のように頭痛を起こすようになります。

 

痛みは一定期間、たいていは1~2ヵ月くらい続き、その後、半年から2~3年しばらく落ち着いた後に再び同じような頭痛に見舞われ、頭痛の起こっている期間のことを「群発期」と呼ばれます。

 

具体的な症状として、片目の奥で何か鋭いものをねじ込まれるような激しい痛みに襲われ、およそ1~2時間程続いて、徐々に治まっていきます。

それに伴い、目の充血、まぶたの垂れ下がりや腫れ、鼻水・鼻づまりなどの症状を現れます。

 

また、高い確率で睡眠中に激しい痛みが現れるので、それを恐れて十分な睡眠が取れないばかりか、それが原因で他の病気に罹るなどの悪循環を生む場合がある様です。

片頭痛が、女性に多くみられる傾向にありますが、この群発頭痛は20~30歳代の男性に多く、女性の4~5倍にのぼるともいわれます。

その理由ははっきりしていませんが、飲酒が引き金になっているとも言われるようです。

 

 

|慢性頭痛の予防や治療

 

慢性頭痛の原因で共通するのは、どうやら仕事や日常生活における生活習慣と密接に関わりがあることは間違いないようです。

まず、健康の三要素とも言われる規則正しい「運動」、「食事」、「睡眠」です。

 

その上で、責任の重い仕事や悩みなどを抱えた時や解放された時なども発症しがちとされています。

日頃から、一人で抱え込み過ぎずに周囲に協力を要請したり、話を聞いてもらえるだけでも、ストレスの緩和につながります。

また、運動不足も原因となりますので、日頃から適度な運動を心がけ、同じ姿勢を続けないように心がけましょう。

特に仕事や勉強で長時間、机の前に座りっぱなしのことが多い人は、こまめに休憩をとって気分転換をはかり、ときどき背すじを伸ばすなどして、筋肉をほぐすように努めましょう。

急に過激な運動をするのではなく、ウォーキングやストレッチ、ラジオ体操といった軽い運動を習慣化することから始めてみてはどうかと思います。

リラックスするためには、就寝前に、ゆっくりとお風呂につかったり、首や肩をマッサージするのも効果的です。

最後にここで綴ったのは医師からのアドバイスやいただいたパンフレット、諸ホームパージからの請け売りであったりします。

頭痛でお悩みの方、あるいは何らかの兆候を感じられている方は、是非、一度、最寄りのお医者様へご相談下さい。

 

安全衛生「健康」

 

 

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  我妻 武彦(Takehiko Wagatsuma) ico_sns_facebook 代表取締役社長

 

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