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コラム

組織論「ジンザイ」

  • 2017.08.12

|組織とは

 

組織とは、「意識的に調整された2人またはそれ以上の人々の活動や諸力のシステムである。」と定義したのは、アメリカの経済学者であるチェスターバーナードです。

 

人は、社会やコミュニティ、または個人の特定ニーズを満たす上で、一人で成し遂げることができることには限界があるために、何らかの組織を形成します。

そして、それぞれの組織は、それぞれ特有の目的を果たすために、社会の中で様々な活動を繰り広げます。

 

翻せば、その組織の中に、その組織の目的を果たす上で障害になるような人材、あるいは、そのような人材を容認してしまう組織は、いずれ組織として機能しなくなってしまうといえます。

 

組織とは、その能力を足し算ではなく、掛け算で発揮してこそ価値が高まります。

10人で構成する組織の能力であれば、10人力であれば、足し算の能力です。

対して、掛け算であれば、15人力、20人力、50人力・・・も不可能ではありません。

翻せば、個々の能力が0であったり、最悪、マイナスであれば、10人力どころか、マイナスの能力の組織になりかねません。

だからこそ、組織の成果を左右するマネジメントが重要視され、それを司るマネジャーの役割が大きいのです。

 

マネジメント

 

 

|262の法則

 

自身を「褒められないと伸びないタイプ」と自己分析し、暗に褒められることを要求してしまう人がいます。

確かにピグマリオン効果という考えがあります。

ピグマリオン効果とは、より期待されることで成果が高まるという現象です。

 

組織には、[ 262の法則 ] が存在すると言われております。

[ 262の法則 ] とは、組織を構成する人材が、その特性によって、 [ 20% 対 60% 対 20% ] に分かれる傾向にあることです。

 

それを、[ ジンザイ ]に例えて表現した考え方があります。

 

能動的に行動できる優れた20%が [ 人財 ]です。

実際、パレートの法則では、組織の8割の成果は、20%の [ 人財 ] によるものであるともいわれるように、組織の財産的な存在です。

 

そして、まだまだ、能動的ではないまでも指導を受けることで行動できる60%が [ 人材 ] です。

つまり、組織にとって、一般的な存在です。

 

さらに、残念なことに、何らかの理由から行動することを拒んでしまう20%が[人在]です。

当然、行動が伴わないため、成果に結びつけることができない在るだけの存在となってしまいます。

 

先述の「褒められないと伸びないタイプ」は、[ 人材 ] にあたるかと思います。

ある意味、能力があるのに自分で行動に結び着けることができない、「惜しい人材」とも捉えられます。

 

 

|人材を動かす方法

 

組織における20%の[ 人財 ]ですが、元来は、組織全体の5%-10%の存在なのだそうです。

つまり、現在の[ 人財 ]もかつては、[ 人材 ]、あるいは[ 人在 ]であった可能性もあるということです。

 

組織ですが、[ 人財 ]の20%にばかり依存し続けていては、なかなか成長することができません。

ならば、組織の60%をも占める惜しい[ 人材  ] に、現状と目指すべき  [ 人財 ] を如何に意識させるかだと考えます。

 

この惜しい[ 人材 ]の特性を人材育成コンサルタントである 大塚 寿 氏の表現を活用させていただき、次のように定義づけております。

・やるべきことはわかるのに 常に受け身

・意見は持っているのに 声がだせない

・頑張っているつもりなのに 成果がでない

・スキルがあるのに 発揮しようとしない(発揮できない)

・いい人なのに 肝心なところで 頼りにされない

・チャンスがあるのに チャレンジしない

 

注意すべきは、組織を構成する[ ジンザイ ]の全てが、異なる特性を持った一人一人であるということに思います。

ピグマリオン効果からも、期待することで育成する方法もあります。

しかし、仕事は期待されることばかりではありません。

また、期待を表に出され過ぎて、そのプレッシャーで潰れてしまう人だっています。

結局、その人に期待する上で、その人の状態や環境によって、褒めたり、叱ったりをバランスよく発動させることが大切なのだと思います。

但し、バランスとは決して、中庸とは違うことも意識せねばなりません。

 

※中庸(ちゅうよう):極端な行動をせずに穏当に振る舞うことです。

 

マネジメント「心技体」

 

 

|将来に向けた課題

 

実は、[ ジンザイ ] には、[ 人財 ]、[ 人材 ]、[ 人在 ]にも属しない存在もあるといわれています。

 

それは、成長しようとしている人達の意欲を奪ってしまう [ 人罪 ] と呼ばれる存在です。

[ 人罪 ] は、ドリームキラーとも呼ばれ、他人の夢をも奪ってしまいます。

[ 人在 ] は、何れ、[ 人材 ]となり、[ 人財 ]となる可能性を秘めています。

しかし、「百害あって一利なし」の存在である[ 人罪 ]に対しては、容認することなく抜本的な対策が必要になってくるかと思います。

 

また、国内全体で労働力不足が問題視される昨今では、デジタルトランスフォーメーション(DX)と呼ばれるように、AI(Artificial Intelligence:人工知能)などのロボット化やIoT(Internet of Things)などのICT(情報伝達技術:Information and Communication Technology)の普及が加速化すると考えられます。

そうなると[ ジンザイ ]に対しては、定型的な仕事(マックジョブ)ではなく、より、創造性の高い仕事(クリエイティブジョブ)が求められて行きます。

 

組織とは同じ理念を持った[ ジンザイ ]の集合体です。

しかし、何も行動しなければ、単なる烏合の衆に過ぎません。

 

一人一人が同じ価値観を持ち、統率された基軸戦略に基づき、それぞれの考え方で落とし込んだ行動を実現するためにマネジメントが重要視されます。

また、理念を理解しながらも、それぞれの持った特性を活かしたクリエイティブな発想と行動が成長に欠かせないのだと考えます。

 

デジタルトランスフォーメーション(DX)

 

 

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  我妻 武彦(Takehiko Wagatsuma) ico_sns_facebook 取締役 最高執行責任者(COO) 兼 執行本部 本部長

 

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