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コラム

企業にとっての価値

  • 2020.08.04

|パラダイムチェンジ

 

7歳になる息子が、以前にロボットになりたいと言い出したことがありました。
親の私がいうのも何ですが、息子は、本当に感性の豊かな子です。
一緒になって段ボール工作で、ロボット衣装を作ってみました。
正直、段ボールに穴を開けただけのロボットとは程遠い完成度だったのですが、息子は満足していたようです。

そんな息子が、今度はハロウィンの際に、ミイラ男だと言って自らトイレットペーパーをぐるぐる巻きにしてました。
普段なら叱る妻も、この時ばかりは、大笑いしてました。
パラダイムチェンジあるいは、パラダイムシフトという概念があります。

物事の考え方を良い方向に切り替えることと捉えて良いかと思います。

 

私にとって、ダンボールは、ダンボールでしかありません。

同様にトイレットペーパーだって、トイレットペーパーでしかありません。

しかし息子にとっては、ロボットあるいは、ミイラ男になるためのものでした。

さらには、実用的なダンボールやトイレットペーパーが、私の家族に楽しい一時を与えてくれました。

 

マネジメント「パラダイムチェンジ」

 

 

|プロダクトアウトとマーケットイン

以前、社内のマーケティングの勉強会で、「ドリルを買う人が欲しいのは、ドリルではなく穴である」ということを聞いたことがあります。

高度経済成長期の日本は、モノ不足からもたされる「作れば売れる」時代が続きました。

供給側の都合で製品開発されたプロダクトアウト概念の製品でも売れた時代です。

そして、国際的にも日本の製造業の高い技術力が評価され「良いモノを作れば売れる」時代に遷ります。

しかし、その後、市場の成熟化、飽和化、さらには製品の耐久性が向上するなどして、「良いものでも売れない」時代に陥ります。

 

そこから、各企業は、顧客の視点やニーズを重視して製品開発するマーケットインの概念が大切だと考え出します。

私を始めとした勉強会の参加者も当然の如く、今後は、マーケットインの概念で製品開発や生産をしなければならないと考えました。

 

しかし、講師曰く、マーケットインの製品の価値は長続きしないというのです。

 

顧客の視点やニーズを逸早く察知して製品化したとします。

確かに最初は、他の企業とは異なる価値を提供することによって、売上があがると思います。

しかし、何れ、その顧客の視点やニーズは、他の企業にも知れるところとなり、類似の製品が登場し出します。

すると、これまであった価値は落ち込んでしまいます。

 

故に企業は、常に新しい価値を見出し続けないと、生き残れないということになってしまいます。

 

 

|バリュープロポジション

 

バリュープロポジションという概念があります。

 

確かに製品の開発には、顧客中心主義ともいえるマーケットインの概念が大切です。

 

しかし、勘違いしてならないのが、顧客中心主義とはカスタマーマイオピア(顧客近視眼)ではありません。

カスタマーマイオピアとは、目の前の顧客が言うことが全てと捉え、その顧客が言っていることだけに忠実に対応することを意味します。

 

バリュープロポジションとは、顧客が望んでいる価値であることは当然ですが、自社だけが提供できる価値であることです。

 

つまり、例え、顧客が望んでいる価値であろとも、他社でも提供できる価値であれば、何れ、価値は低下してしまうということです。

 

ダンボールを誰もが知るダンボールとして提案しても、その価値は高まりません。

トイレットペーパーも同様です。

真似がされないような独自の提案が出来てこそ、価値が高まるといえます。

 

お客様の声を聴くことは当然、大切ですが、その声を如何に独自の価値としてカタチにできるかです。

私は、製造部の所属ですので、製品開発に直接関わるポジションにはありません。

しかし、製品を生産する立場で、顧客が求める価値で、自社独自の価値を提供できるように取り組んでまいります。

 

そんな企業としてのあり方を息子の遊び心から教わることができました。

 

 

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  蒋池 政弥(Masaya Komoike) 製造部 製造課 課長 

 

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