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コラム

能力の差は、意識の差。

  • 2019.08.16

|スキルとは

 

人には持って生まれた資質、つまり才能があります。

この才能が優れた人を天才と呼ぶのかと思います。

しかし、実際には、トーマス・エジソンの「天才は、1%のヒラメキと99%の努力」でもあるように、才能だけで物事の優劣が決まるものではありません。

 

才能は開花させるものであって、それをより価値のあるものにするには磨く必要があります。

その磨く行為が「理入」や「行入」です。

 

「理入(りにゅう)」、つまり理論などの知識を得る行為であり学習ともいえるかと思います。

反面、知識を得ても、行動に活かさねば成果に結び付くものではありません。

行動によって得ることができるものが「行入(ぎょうにゅう)」であり、体験や訓練ととれるかもしれません。

そして、この「理入」と「行入」の繰り返しによって経験値が高まり技能、最近ではスキル(skill)と呼ばれるものが高まるのだと思います。

 

学習の5段階レベル

 

|スキルと能力の違い

 

スキルと混同され易いのが、能力かと思います。

 

スキルとは、専門的な技能です。

能力とスキルの違いは、パラメータかノウハウであると表現されていた方がいらっしゃいました。

 

つまり、能力はパーソン自身が発揮可能なパフォーマンス力のことで、より多くのスキルを身に着けることによって高まるとされていました。

しかし、より高い、より多くのスキルを身に着ければ、本当に能力が高まるのかです。

私は、そうは考えません。

どんなに高いスキルを、どんなにたくさん身に着けていても、それを発揮できなけらば能力にはならないと考えるからです。

 

組織には262の法則が成り立つといわれています。

つまり、組織は、能力の優れた2割、一般的な6割、未熟な2割で構成されるという考え方です。

しかし、この262を左右するのは、決して、スキルの高さでも、スキルの数ばかりでもないはずです。

 

組織論「ジンザイ」

 

|能力とは

 

人は、「理入」である学習や「行入」である体験や訓練を積むことで、スキルが高まり出来なかったことが出来るようになります。

しかし、出来るようになることが能力であると錯覚してはならないと考えます。

能力は、発揮(パフォーマンス)してこそのものであると考えるからです。

 

武道などで高いパフォーマンスを発揮するための要素を現した言葉に「心技体(しん ぎ たい)」があります。

諸説ありますが、全てのバランスが整ったとき、最大限の力が発揮できるといわれたりしています。

この語源は、明治時代の 柔術の教えである「一、身体の発育」、「二、勝負術の鍛錬」、「三、精神の修養」とされています。

つまり、バランスというよりは、順番なのです。

「一、身体の発育」があって、「二、勝負術の鍛錬」が可能であり、それれ得られるものがスキルかと思います。

そして、そのスキルを発揮するために必要な要素が「三、精神の修養」 なのだと考えます。

 

どんなに高いスキルをたくさん持っていたとしても、それを発揮できなければ宝の持ち腐れでしかありません。

翻して、人並みのスキルであっても、モノ事を成し遂げようとする「意識」が高ければ、持ち得たスキルを最大限に発揮できるのだと考えます。

それでは、能力を高めるにはどうすべきかです。

もちろん、高いスキルを、より多く身に着けようとすることも大切です。

加えて、そのスキルを如何なる場面で発揮すべきかを「意識」を持つことが大切であると考えます。

 

スキルを高めるのは、簡単ではないですが、不可能でもないと思います。

しかし、それを発揮するのが思いのほか難しいのが人です。

 

以前、「1.01の法則」と「0.99の法則」というものを知りました。

「1.01」も「0.99」も「1」から、0.01しか違いません。

しかし、それが、一年365日が積み重なると、1260倍もの差がついてしまいます。

 

能力とは、成し遂げることが出来る力。やり抜く力なのだと考えます。

そのためには、成し遂げるべきことを「意識」して、持ち得たスキルを着実に発揮し続けることが大切です。

 

結果的に能力の差は、「意識」の差によって生じる・・・「意識の差は、能力の差。」です。

 

マネジメント「GRIT(やり抜く力)」

 

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  我妻 武彦(Takehiko Wagatsuma) ico_sns_facebook  取締役 最高執行責任者(COO)兼 執行本部 本部長

 

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