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コラム

マネジメント「リーダーシップ」

  • 2018.06.06

|マネジメント

 

人は一人で成せる目標には限界があります。

それ故に、より大きな目標を達成させるために、同じ意志を持った個人が集って組織を形成します。

 

しかしながら、目標達成に対する意志が同じであっても、それを実現させるための方法論は、個人それぞれです。

また、それぞれの能力も均一ではありませんし、それぞれに、長所もあれば、欠点もあります。

それ故に、組織の存在意義を高めるためにも、マネジメントを機能させ、それぞれの長所を活かし、それぞれの欠点を補い合いながら、より大きな目標を達成させることが大切です。

 

マネジメントとは、部下の管理のみを指すものではありません。

経営を意味するものでもありませんし、ましてや、権力の意味でもありません。

 

マネジメントとは、組織が、その目標を達成するために必要な機能と捉えるべきです。

まるで、異なる形のたくさんのピースをハメ合わせて、大きなパズルを完成させるようなものです。

そして、そのマネジメントを司るのが、マネジャーでありリーダーです。

 

経営「マネジメント」

 

 

|マネジャー・リーダー・コーチ

 

組織が目的を達成させる上で必要な存在がマネジャーやリーダーですが、混同される場合があります。

しかし、明らかにマネジャーとリーダーは異なります。

 

最も違うことは、その影響力の源である存在意義ではないかと思います。

諸説ありますが、私なりに定義化してみました。

 

マネジャーとは、理念・目的を達成させるために具体的な目標・戦略・戦術を立案し管理推進する存在。

対して、リーダーとは、組織の理念・目的を掲げ、その遂行のために士気を高め鼓舞する存在。

 

また、影響力にも違いがあると思います。

例えば、マネジャーとは、トップダウンで職務に対して与えられた権限であり、その権限で指示、命令を出します。

対してリーダーとは、人望や属人的な個人的な要因などからボトムアップで形成された権威ではないかと考えます。

 

また、この他にコーチと言う存在もあります。

コーチの場合は、対象の限られた個人に対して対等に近い立場で併走して指導する存在ですので、これもリーダーやマネジャーとは違う存在かと思います。

 

人の視点のあり方を、鳥の目、虫の目、魚の目と表現する場合があります。

 

鳥は、飛ぶことができますので、高い所から広い視野でもって全体を見渡すことが可能です。

マクロ、つまり大局観を把握する目といえます。

 

虫は、小さな生き物ですので、草木や地面などに近い低い位置にいるからこそ、高い所からでは見えないことを見ることが可能です。

ミクロ、つまり、現場を把握する目といえます。

 

魚は、水の中にいますので、海や川などの流れを感じ取りながら泳ぐことが可能です。

現在の自分の置かれた環境、あるいはこれからの環境を把握する目といえます。

 

鳥の目、虫の目、魚の目ですが、どれも価値観が違うということです。

敢えて、結び付けるのであれば、マネジャーには、特に鳥の目が必要かと思います。

リーダーであれば、魚の目でしょうか。

コーチは、虫の目が重要に思えます。

 

コーチング「秋山 幸二」さん

 

 

 

|PM理論

 

組織の成果を高めるためのマネジャーやリーダー像を論理的に分析したリーダーシップ理論は多数あります。

中でも、優れたリーダーシップを発揮する人とそうでない人とを行動のパターンでまとめた理論の代表が、「PM理論」と「マネジアルグリッド理論」です。

双方とも近い考え方だとされておりますが、ある研修で「PM理論」を教わったことで興味が湧き詳しく調べてみました。

 

「PM理論」とは、リーダーの機能を大きく「目標達成行動機能」と「集団維持行動機能」の2つの能力要素に分けて考える理論です。

 

「目標達成行動機能(P:Performance function)」は、目標、KGI、KPIなどを設定して、トップダウンで行動を徹底させ、成果を向上させる能力の高いリーダーとなります。

対して「集団維持行動機能(M:Maintenance function)」とは、人間関係を大切にして組織力を高めることで、ボトムアップにより成果を向上させる能力の高いリーダーです。

 

そして、それぞれ、Pを縦軸、Mを横軸に置き、リーダーを、Pm型、PM型、PM型、pm型の4つに分類します。

 

この中で、目標達成行動機能(P)が高く、逆に集団維持行動機能(M)が低いタイプをPm型は、目標を達成させる能力は高いが組織を機能させる能力は低いタイプです。

 

逆にpM型は、目標達成行動機能(P)が低く、集団維持行動機能(M)が高いタイプであり、組織を機能させる能力は高いが、目標を達成させる能力が低いタイプとなります。

 

そして、理想のリーダー像が、PM型であり、組織を機能させ、目標を達成させる能力が高いタイプとなります。

 

説明の必要はありませんが、pm型は、リーダー失格としか言えません。

 

 

|理想のリーダー像

 

そもそも論に戻りますが、組織の目的は何かです。

一人では成し得ることの出来ない目標を組織になることで達成することにあろうかと思います。

組織の存在意義を示すために、目標を絶対達成させることは欠かせません。

しかしながら、その組織を活かさずに成果を上げても、それは組織の存在意義がなくなるとも言えます。

 

組織を機能させて、目標を達成させ続けられるリーダーこそが、リーダーの理想であると考えます。

そして、その理想のリーダー像は、PM理論であればPM型であり、鳥の目・虫の目・魚の目を使い分けられる存在でなければならないと言えます。

 

また、リーダーと言えば「高いカリスマ性」など資質であると考えている方も多いかと思います。

確かにマネジャーと比べたらハードルが高いのかもしれませんが、マネジメントでしられるP・F・ドラッカーは、その著書の中で、「リーダーシップは資質ではなく仕事である」と記しています。

その上で、リーダーは、①組織の方向性を示す指導力、②優先順位を決める判断力、③基準を定める決断力 などを養い、仕事の責任を自らが負い、部下から信頼を集めることが大切と訴えています。

その上で、仮に自身がPm型のリーダーであると自覚しているのであれば、反対のpM型の補佐役を側に置く。

同様に、自身がpM型なのであれば、反対のPm型の補佐役を側に置くことで、自身の欠けたところを補完させることも大切であり、それも組織ならではの機能なのだと思います。

 

 

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  我妻 武彦(Takehiko Wagatsuma) ico_sns_facebook 取締役 最高執行責任者(COO) 兼 執行本部 本部長

 

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