BKジョイントⅡ「片ソケット90°エルボ」
- 2020.05.27
- カテゴリ: 製品|Products
|配管をよりコンパクトに
配管は限られたスペースの中でその機能を発揮させる必要があります。
そのために配管継手には配管をコンパクトに収めるための役割も課せられます。
一般配管用ステンレス鋼鋼管対応の拡管式継手「BKジョイントⅡ」にはエルボ返し等の配管をコンパクトに収めるアイテムとして「片ソケット90°エルボ(KⅡ90SE)」をご用意しております。
「片ソケット90°エルボ(KⅡ90SE)」
対象口径: 20・25・30su
通常、エルボ返しは、「90°エルボ(K90E)」と「90°エルボ(K90E)」の間に短管を挟む必要があります。(右画像奥の配管)
結果、芯々寸法が間延びした収まりの悪い配管となってしまう場合があります。
それに対し「片ソケット90°エルボ(KⅡ90SE)」を使用するとエルボ間に挟む短管が不要で、最小寸法でのエルボ返しが可能となります。(右画像手前の配管)

▲片ソケット90°エルボ(KⅡ90SE)
「BKジョイントⅡ」は、継手本体に対し管端を拡管したパイプを受けて袋ナットをねじ込み接合するものです。
対して「片ソケット90°エルボ(KⅡ90SE)」は、90°エルボの片側の袋ナットが外向きに取り付けられており、他の継手に直接ねじ込むことが出来る特殊な構造となっております。
従来は、受注生産品で製作する「袋ナット付短管(KⅡFP)」を「90°エルボ(KⅡ90E)」と「90°エルボ(KⅡ90E)」の間に入れることで収まりの悪さに対応させていただいておりました。
「片ソケット90°エルボ(KⅡ90SE)」は、更にコンパクト化を求める現場の声を反映させていただいたアイテムとなります。
|エルボ返しの際の配管間最小寸法比較
「片ソケット90°エルボ(KⅡ90SE)」は他の継手に直接接合が可能ですので、エルボ返しの際にエルボ間に挟む短管が不要となります。
「90°エルボ(KⅡ90E)」+「片ソケット90°エルボ(KⅡ90SE)」でエルボ返しをした場合と 従来通り「90°エルボ(K90E)」+「90°エルボ(K90E)」でエルボ返しをした場合で、芯々寸法をどれだけ小さくできるのかを比較しました。
右下の表のように、「片ソケット90°エルボ(KⅡ90SE)」を使用いただければ、従来のエルボ返しの最小寸法より53~66mm芯々寸法を小さくすることが可能となります。
また、同じ構造の「片ソケット45°エルボ(KⅡ45SE)」もご用意しております(20Su-30Su対応)ので、配管スペースに合わせてご選定ください。
尚、「片ソケット90°エルボ(KⅡ90SE)」や「片ソケット45°エルボ(KⅡ45SE)」は直接接合を行いますので、必然的にパイプの拡管加工や袋ナットの締付け工程を削減できることから、作業効率も高まることにもなります。
「BKジョイントⅡ」をご採用いただく際には、是非ご使用のご検討をお願い致します。
Takahiro Suzuki