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コラム

マネジメント「イノベーション」

  • 2020.05.20
  • カテゴリ: 経営|Management

|マネジメント

 

企業の目的は、「顧客の創造」といわれています。

そして、その目的を果たすために存在するのがマネジメントです。

そのためには、二つの基本的な機能が必要となります。

 

それが、マーケティングとイノベーションです。

これは、ピーター.F.ドラッカー氏が提唱したマネジメント論です。

 

日本は、マーケティング後進国といわれたりしています。

確かに、今でも、市場調査程度にしか思っていない人も少なくありません。

 

そこにイノベーションです。

ますます、混乱してしまうかもしれません。

直訳した「革新」などの言葉から、やたらと格好よくするために多用する人もいるようです。

 

そこで、イノベーションとはなにか、そしてマーケティングとの違いは、更には何故マネジメントに不可欠な機能なのかを考えてみたいと思います。

 

マネジメント

 

 

|イノベーションとは

 

企業が成長し続けるのは、バリュープロポジションが欠かせないといわれます。

 

バリュー・プロポジション(Value Proposition)とは、自社が提供できる価値であって、他社が提供できない価値。さらに、顧客が望んでいる価値のことです。

コアコンピタンス(Core Competence)と表現される場合もあるかと思います。

 

しかし、現代は、変動(Volatility)、不確実(Uncertainty)、複雑(Complexity)、曖昧(Ambiguity)なVUCA環境です。

その様な環境では、バリューポジションの価値は、続くものではありません。

それ故に、常に新しいバリューポジションを創造し続けなければなりません。

企業にとって、このバリューポジションを新しく創造することがイノベーションとの呼べるかと思います。

 

イノベーションの本質は、新しい価値によって、安定した既存市場の概念を破壊し、あらたな顧客を生み出すことであるといえます。

そのため画期的な新技術などと難しく考えがちです。

しかし、捉え方からしたらアイデアの延長的なものです。

 

アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせといわれます。

確かにイノベーションは、その辺に転がっているものではありません。

しかし、自分でも、その価値に気づいていないだけで、イノベーションの種は、その辺に転がっているのだともいえます。

 

最初からイノベーションを創造する前に、まずは、イノベーションの種となる既存の価値を探り出してみるべきかと思います。

確かに、その既存の価値が単体では、イノベーションになり得ないのかもしれません。

しかし、それらを新しく組み合わせることで、その価値は拡大し、イノベーションを起こすかもしれません。

 

何事にもいえますが、新しい考えを取り入れようとすると、難しく構えてしまう人が少なくありません。

しかし、もっとシンプルに考えるべきかと思います。

 

また、留意すべきなのが、イノベーションの価値は未来永劫、続くものではないということです。

それが顧客が望む価値なのであれば、他社も提供できる価値にすべく取り組んできます。

また、そもそもの顧客の多様性から望まない価値に変わらないともいえないからです。

特にVUCA環境では、そのライフサイクルは短くなっているともいわれています。

 

そのため企業は、一つのイノベーションに頼り切るのではなく、常に複数のイノベーションを起こし続ける必要があります。

 

マーケティング「3C分析・バリュープロポジション」

 

 

|マーケティングとの関係

 

イノベーションを起こしさえすれば顧客が創造できるものではありません。

良い製品やサービスなのに売れないなどの事象は良く聴くことです。

 

ここで、マネジメントにおける機能の双璧であるマーケティングとは何かを再認識すべきかと思います。

先出のドラッカー氏は、「マーケティングが目指すものは、顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、おのずから売れるようにすることである。」と示しています。

日本のマーケターとしては、理央 周 氏が、その著書である「なぜか売れるの公式(2014年)」の中で、「自然に売れる仕組みをつくること」と定義されています。

 

イノベーションで、新しい価値を生みだしたとしても、その価値を的確に顧客に提案できなければ宝の持ち腐れです。

そのために、その価値を、自然と売れるように磨き上げるのがマーケティングです。

しかし、マーケティングで価値を磨き上げたイノベーションにもいずれ価値が低下、場合によっては消滅してしまいます。

 

だからこそ、常に、既存の価値が目減りする前に、新たなイノベーションを創造する。

このイノベーションとマーケティングを同時進行させつつ、繰り返し続けることが、マネジメントなのかと考えます。

 

マネジメント「マーケティング」

 

 

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