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コラム

ロジックツリー

  • 2018.11.06
  • カテゴリ: 知識|Knowledge

|ロジカルシンキング

 

人は感情の動物であり、故に、その時の状態次第でラジカル(radical)に反応してしまうことも少なくありません。

だからこそ、組織の成果を高めるためのマネジメントにおいては、理路整然としたロジカル(logical)な考え方が欠かせません。

 

これを「ロジカルシンキング(論理的思考:logical thinking)」と呼び、「縦の理論」や「横の論理」で、主張に対して、その論拠が成立しているのかを突き詰めることで高まります。

 

また、ロジカルシンキングだけに、それを、よりロジカルに実践するための手法もあります。

その代表的な手法がロジックツリーです。

 

マネジメント論「ロジカルシンキング」

 

|ロジックツリー HOW機能

 

ロジックツリーには、いくつかの機能があるとされています。

 

まず、一つ目が目標と課題の解決策を探るための「How?ツリー」です。

戦略と戦術の関係など、組織の方向性を可視化、共有させることができます。

 

ビジネスにおけるマネジメントと言えば、目標の達成です。

しかし、最初からマクロ的な目標達成を掲げても対策を講じることは困難です。

そこで、ロジックツリーを活用して、課題を論理的に分解し、「How?(どうやって?)」で、より具体的な行動に落とし込みます。

 

まず、目標をKGI(Key Goal Indicator:キー ゴール インジケーター)に分解します。

KGIとは、「経営目標達成指標」のことであり、目標を達成するためにのゴール(最終的)指数です。

つまり、KGIを達成することによって、目標が達成されることになります。

 

次にKGIをKPI(Key Performance Indicator:キー パフォーマンス インジケーター)に分解します。

KPIとは、「重要業績評価指標」のことであり、KGIを達成するためのプロセスを定点観測するための指標のことです。

つまり、KPIは、それをやり切ることで、KGIを達成できるものでなければなりません。

 

ここで大切になってくるのが「縦の論理」と「横の論理」です。

「縦の論理」では、分解された主張が、その元となる目標を達成するために値するものなのかを追求する必要があります。

また、「横の論理」では、MECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive:ミッシー)とも言われる通り、すべきことに漏れや重複する事項はないのかを確認します。

 

 

|ロジックツリー Why機能

 

ロジカルツリーのもう一つの機能は、複数の問題の根本原因を分析したり、逆に一つの問題を構成する複数の原因を漏れなく分析するための「Why?ツリー」です。

製造現場での「カイゼン活動」で活用されることが多い手法です。

 

そもそも、KPIをやり切ることで、KGIを達成するはずでした。

KPIをやり切らずに、KGIを達成しなかったのであれば、それは、ロジックツリー以前の問題かもしれません。

ところが、KPIをやり切ったにも関わらずKGIを達成することが出来なかった場合の原因の追求は容易ではないかもしれません。

 

問題を解決するには、その問題の原因を具体化させることが重要となります。

ところが多くの場合、問題原因ではなく、問題の事象だけを揚げて終わってしまう場合が少なくありません。

結果、表面上の事象に対して、場当たり的な対策を講じたところで解決には繋がらない上、逆に新たな問題が生じる可能性すらあります。

 

そのため問題の原因を具体化させるためにロジックツリーを用いて「 Why?(なぜ?)」で追求して行きます。

問題原因は、1つである場合もありますし、複数である場合もあります。

また、問題原因を見落としてしまうと、その効果が半減するどころか、まったく効果を得られなかったり、逆効果になる場合もあります。

それ故に「横の論理」であるMECE(漏れなく・ダブりなく)を特に重要視しなければなりません。

 

この他、散乱した情報を分類整理してアクセスし易くまとめる手法として「Whatツリー」があります。

 

 

|ブレインストーミングの活用

 

ロジックツリーによるロジカルシンキングは、もちろん、一人で行って構いません。

しかし、様々な切り口の発想を引き出したり、MECEを考えると、複数の関係者で、ブレインストーミングしてみることもお勧めします。

「ブレインストーミング(Brain Storming)」とは、アイデアを出すための手法の一つです。

参加者がそれぞれの切り口でアイデアを出し合うことで、その相乗効果から発想の幅と発展を高める効果があります。

 

ブレインストーミング

 

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Takehiko Wagatsuma


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