メカニカルジョイント 継手間最小寸法
- 2016.10.02
- カテゴリ: 施工|Construction
ピットやシャフトなどの隠ぺい部内などの限られたスペースに納めなければならない配管において、配管継手の寸法基準の把握は非常に重要となります。
ベンカンのステンレス配管の場合は、メカニカルジョイントの[継手間最小寸法(L1)]が一つの指針となります。
[継手間最小寸法(L1)]とは、左図(例:BKジョイント)の通り、継手端部と継手端部間の最小寸法を意味します。
継手間最小寸法を知ることで、継手と継手の間に使用する[パイプ長さ(L2)]を把握できるため施工段取りがスムーズになります。
この図面上の黄色の部分がパイプ部分となります。
[パイプ長さ(L2)]とは、[継手間最小寸法(L1)]に継手の[差し込み基準値(S)]を足したものとなります。
この各寸法ですが、メカニカルジョイントによって異なってきますので、それぞれの各寸法(単位:mm)をご案内いたします。
1.BKジョイント(拡管式継手)
2.ダブルプレス(セーフティー機能付プレス式継手)
3.EGジョイント(ワンタッチ式継手)
尚、この[継手間最小寸法(L1)]を守らないまま施工しますと、正規の継手性能を発揮できない場合もありますので、施工の際は厳守していただきます。
また、エルボ返しの際に配管間寸法をコンパクトに抑えたい場合には、モルコジョイント、ダブルプレスであれば、[片ソケット90°エルボ(90SE)]、BKジョイントであれば、[片ソケット90°エルボ(K90SE)]あるいは、[袋ナット付短管(KFP)]のご利用をご検討下さい。
BKジョイント[片ソケット90°エルボ(K90SE)]
詳しくは、お気軽にベンカンの営業窓口までお問い合わせください。