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コラム

組織論「エンパワーメント」

  • 2017.11.29

|ティーチング

 

従来の日本の学校教育のスタイルは、教師のことをティーチャー(teacher)と呼ぶことからも「ティーチング」だと言われています。

 

「ティーチング」は、学校教育だけではなく、企業などの組織における人材育成、あるいは生涯教育など教育手法の代名詞的に一般的に使われて来ました。

その手法の特徴は、「知っている人が知らない人に教える」あるいは、「できる人ができない人に教える」と言う指導方法です。

 

故に、初めての人や経験の浅い人に、基本を身に着けさせるために繰り返し教え込むには優れていると思います。

問題としては、一方的な押し付け、あるいは押し込み教育とも揶揄されることからも、自分自身で考えて行動する思考が高まり難いとも言われています。

実際、この「ティーチング」で教育を受けると、学生時代の試験などの定型化した問題を解くことには長けていても、社会人になってから経験のない突発的な問題への対応能力は養われ難いともいわれています。


 

|コーチング

 

「ティーチング」に対して、より実践的な人材の育成を目指した教育スタイルが、「コーチング(coaching)」です。

 

「コーチング」のコーチ(coach)の由来は馬車であり、 馬車が物や人を目的地へ運ぶ(導く)ことから、指導者を指してコーチと呼ばれるようになりました。

故に、ファッションブランドとしてのコーチ(COACH)のロゴにも、馬車が描かれています。

 

「コーチング」では、「教える」という行為はしません。

ポイントは対話です。

対話ですので、決して一方的なものではなく『双方向なコミュニケーション』となります。

 

この「問いかけて聞く」というヒント的な対話を通して、指導を受けた本人から自発的に様々な考え方や行動の選択肢を引き出します。

そして、結果的に指導された本人が徐々に自分で問題解決能力を身につけて行くこととなります。

 

最近、取り上げられることが多くなった、「アクティブラーニング」の場合の教師は、ティーチャーよりもコーチに近いと言えるかもしれません。

 


|エンパワーメント

 

「ティーチング」や「コーチング」は個人に対しての指導スタイルでしたが、その仕上げが組織レベルの「エンパワーメント(empowerment)」であると捉えております。

 

組織は、個、一人一人の集合体です。

それ故にそれぞれに、それぞれの役割が課せられています。

 

VUCA環境と呼ばれるくらいの現代において、指示待ちをしていたら、チャンスを逃したり、トラブル回避もできません。

 

「エンパワーメント」とは、「権限委譲」ともいわれる通り、組織の目標を達成するための意思決定権を現場に委ねることです。

しかし、単に委ねるだけでは、「丸投げ」行為となってしまいます。

そこで重要視されるのが、配下部署や個人の自律性の育成です。

そのためにも経営は、組織の目標を組織全方位に明確に示して共有させなければなりません。

また、配下部署や個人が主体性を持って能動的に徹底して行動できるような環境を整備して支援することも大切となります。

つまり、組織の自律性の育成と支援が、「エンパワーメント」であるといえるかと思います。

 

 

 

|組織教育のあり方

 

会社としては、組織教育制度を体系的に準備しています。

しかし、名目的な教育制度だけで、人材育成は困難です。

「ティーチング」→「コーチング」→「エンパワーメント」の流れは、武道で使われる「守破離」に似ています。

 

守破離(しゅはり)

 

「コーチング」は、「破」であり、そのためには、「ティーチング」による「守」が必要。

そこから「エンパワーメント」により「離」が生まれるのだと考えています。

当然、トップダウンの考え方や行動の促しも必要であると考えます。

しかし、本当の意味で組織を動かすのは、自律した一人一人の考え方と行動であるはずです。

 

 

t-wagatsuma

 

  我妻 武彦(Takehiko Wagatsuma) ico_sns_facebook 取締役 最高執行責任者(COO) 兼 執行本部 本部長

 

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