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コラム

詰めが甘い

  • 2017.07.01

昨年、史上最年少でプロ棋士となり、デビュー後に29連勝して連勝記録を塗り替え、天才棋士、藤井聡太四段の話題から将棋界が盛り上がっています。

その将棋の勝利を決定づける言葉に「詰め」があります。

 

将棋

一方の側が玉以外の駒の利きを敵玉の存在するマス目に合わせるような指し手、つまり玉に取りをかけることを“王手”といい、かけた側から見れば“王手をかける”という。

王手をかけられた側が、その王手を次の一手で解除することが不可能になった状態、つまり次にどのように応接しても玉を取られてしまうことが防げない状態を“詰み”といい、玉側からみれば“詰まされた”という。

  - 日本将棋連盟『将棋ガイドブック』「15 王手と詰み」より

 

 

 

 

 

相手の王将を寸前まで追い詰めておきながら逃がしてしまうことを「詰めが甘い」といいます。

一般的に、「物事の最後の局面への対処が不適切で、せっかく成功しそうになっているものを最後の最後で失敗してしまう」ことを「詰めが甘い」と言うのは、ここから来ています。

 

将棋

①計画性のない組織・人

目的(期限とノルマ)を曖昧にしたまま、場当たり的な行動をしてしまう。

 

②うぬぼれが強い組織・人

自分の考えに絶対的な自身を持っているのか、「ほうれんそう」ができない。

 

③情報に疑念を持たず、軽率な組織・人

物事に対して思量深く考えることができずに、いい加減に扱ってしまう。

 

④確認を疎かにする、せっかちな組織・人

思い込みで行き当たりばったりで動いている。

 

⑤危機感がなく楽観的な人

過剰なプラス思考により、根拠もなく、何とかなると考えている。

 

この5つの内、3つ以上が該当したら、「詰めが甘い」と自覚があるか、予備軍であると捉えた方が良さそうです。

その様な方々は、是非、次の様なポイントを意識して行動に移してみては如何かと思います。

 

 

目標(期限とノルマ)1.具体的な計画を立案する。

「詰め」の状態を具体的にイメージすることが大前提だと思います。

まず、目的や目標を、いつまでに、出来るだけ客観的にどんな状態に成りたいのか期限とノルマを設定することが大切です。

これがあるから、逆算指向で、今すべきことを具現化することができます。

逆にこれがないから、思いつきだったり、何か起きてから、場当たり的に対応することになってしまうのです。

 

2.「ホウレンソウ」を徹底する。

物事は中から見た場合と、外から見た場合では異なっていることが少なくありません。

だからこそ、new_window水平思考が大切なのです。

また、ステイクフォルダー(利害関係者)が存在するのであれば、ここの考えを無視していては良い成果は絶対に生まれません。

マーケットニーズを無視したプロダクトアウトの製品が売れる訳がないのと同じです。

そのための基本中の基本がnew_window「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」です。

 

3.情報を複数の切り口で分析する。

情報を一元的に見ていると大きな過ちを犯す場合が少なくありません。

あらゆる角度から分析したり、様々な方々の意見を聴くことが重要となります。

もちろん、多くの意見を鵜呑みにしては、まとまるものもまとまりませんので、「しないことを決める」のも大切です。

 

4.仮説を立てる。

PDCAサイクル考え過ぎて行動できないのも問題ですし、考えもせずに無謀な行動も危険です。

確実な部分70%~80%に対して、不確実な部分の20%~80%は、得ている情報や過去の体験から仮説を立ててnew_window「リーンスタートアップ」することが大切です。

また、仮説部分も行動することで見えてきます。

加えて確実と考えていた部分も行動すると間違っている場合もあります。

だからこそ、new_window「PDCAサイクル」を回すことが大切となります。

 

5.論拠を意識する。

論拠のない自分に都合の良い主張を正当化してはなりません。

new_window垂直思考により、主張の論拠を明確にし、加えて、漏れなく、ダブリなく(MICE:Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)することで、行動すべきことが明確化することができます。

 

結論として、大切なのは「戦略」だと思います。

「詰み」の状態をより具体的にイメージすることで、そこから、new_window「バリュープロポジション」を活かして何をすればいいのか、何をすれば達成できるのかを具体化することからが始まりです。

 

詰将棋

そして、そこから逆算指向で、すべきことを期限を付けて具体化して行動することで、初めてnew_window「PDCAサイクル」を回すことが出来ます。

あとは決して諦めることなく徹底して、このnew_window「PDCAサイクル」を回し続ければ、決して「詰めの甘い」結果に陥らないと思います。

 

将棋には、指し将棋の対局とは異なり、詰将棋というものがあります。

 

毎日詰将棋 https://www.shogi.or.jp/tsume_shogi/everyday/

 

対局の最終局面を盤上に再現して、そこから詰めまでを考えるパズルの様なものです。

元々は、詰めの甘さを克服するための棋士の訓練だったとされています。

話題の藤井聡太四段も、徹底して人工知能を搭載したコンピューター将棋ソフトと対戦して腕を磨いたと言います。

 

戦略を身に着けるのも、結局は、常日頃から戦略を意識した行動であり、学習、訓練を繰り返すことが大切なのだと言えます。

本当の天才とは、努力を継続できる人なのではないかと思います。

 

t-wagatsuma

 

  我妻 武彦(Takehiko Wagatsuma) ico_sns_facebook 取締役 最高執行責任者(COO) 兼 執行本部 本部長

 

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