MENU

  • Facebook
  • Twitter

コラム

規格「材料記号」

  • 2021.10.29
  • カテゴリ:

|SUS(Stainless Used Steel)

 

ステンレス鋼は英語で「Stainless Steel」と言い、さびにくい鋼という意味になります。

従来日本では「不銹鋼」という名で呼ばれていましたが、最近では「ステンレス鋼」にほぼ統一されております。

 

SUSとはステンレス鋼の種類を示す材料記号 「Stainless Used Steel」の略称で、「サス」と読みます。

ステンレス鋼は国際規格のISO規格で「炭素(C)を1.2%(質量パーセント濃度)以下、クロム(Cr)を10.5%以上含む鋼」と定義されている鉄(Fe)を主成分とした合金鋼になります。

 

 

主な特徴は、「耐食性に強い」、「耐熱性が高い」、「強度が強い」ことが挙げられます。

ステンレス鋼の中にも合金の比率や施す熱処理によって様々な種類があり、大きく分けてマルテンサイト系、フェライト系、オーステナイト系の3つに大別されます。

 

 

 

ステンレス鋼

 

ベンカンでは、「塑性加工」に使用する材料として、加工性、耐食性に優れるオーステナイト系のステンレス鋼 SUS304を使用しております。

オーステナイト系ステンレス鋼は他の2種類と違い、唯一のクロムニッケル系のステンレス鋼です。

鉄にクロムを添加するとクロムが酸素と結合して鋼の表面に薄い保護皮膜 (不動態皮膜)を生成します。

この不動態皮膜がさびの進行を防ぎます。

またこの不動態皮膜は100万分の3mm程度のごく薄いものですが、大変強靭で、一度壊れてしまっても、周囲に酸素があれば自動的に再生する機能をもっております。

 

 

|SUS304とSUS316の違い

 

どちらも同じオーステナイト系のステンレスですが、SUS316はSUS304よりも耐食性に優れているという特長があります。

 

 

SUS304は、ステンレスの種類の説明からも分かるようにクロム(Cr)18%、ニッケル(Ni)8%が主な含有成分になります。

SUS316は、クロム(Cr)18%、ニッケル(Ni)12%、モリブデン(Mo)2.5%が主な含有成分になりSUS304に比べてニッケル(Ni)を増量した上に、さらにモリブデン(Mo)が添加された材料となります。

SUS304と比べてニッケル(Ni)が4%増加、モリブデン(Mo)が2.5%添付されていることにより、耐酸性の改善、耐孔食性の改善という特長があります。

 

ステンレス鋼の前置記号

 

 

|SCS(Steel Casting Stainless)

 

SCS13は、ステンレス鋼鋳鋼品(JIS G5121)のことで「SCS」は英文表記の「Steel Casting Stainless」の頭文字からきたものになります。

SCSが表記をさせていると、ステンレス鋳鋼品であるということを意味します。

オーステナイト系ステンレス SUS304の相当品となります。

 

SUS304SCS13では、カーボン(C)の量は同じになりますが、ケイ素(Si)の量が大きく違います。

その他にも、熱処理をする温度も、下限値が異なっております。

機械的性質は、耐力、引張り強さ、伸び全てにおいてSUS304が、SCS13よりも基準値が高くなっております。

 

しかしながら、SCSの利点は「鋳造による様々な形状に製造することが出来る」ということがあげられます。

そのため、ベンカンでは複雑な形状である「BKジョイント}および「EGジョイント}にSUS13を使用しております。

 

|SUSとSCSの違い

 

SUSSCSは製法の違いということではなく、成形方法が違っております。

SUSと呼ばれているものは、板や棒、管など、基本的には圧延されてできたものになります。

イメージは、うどんやおそばのように、より厚いものからおし延べて薄くしたり、棒状にしたりするものです。

 

対してSCSと呼ばれるものは、溶解をして型に流し込む、鋳造によるものになります。

ステンレスは100%リサイクルが可能な金属であるため、鋳造にはステンレスのスクラップなどが利用されております。

 

ステンレスはサビにくい金属であるため、寿命がきてもスクラップになるということはなく、ほとんどが高品質な状態で回収されるので、再利用がされております。

現在、生産されているステンレスの約6080%がリサイクルされていると言われております。

どちらも原材料としては、大して変わりませんが、金属材料製品になるまでのプロセスが違います。

製造プロセスが違う事で、性質にも若干の違いがでてしまいますが、基本的には製造プロセスの違いだけということになります。

 

 

お電話でのお問い合わせ メールでのお問い合わせ

Michiko Kaneko

 

 


最近の投稿

カテゴリ

サイト内検索

月別アーカイブ

タグ

PAGETOP

Contact

ステンレス配管に関するご質問・ご相談・ご要望などがありましたらお気軽にお問い合わせください。

お電話でのお問い合わせ

メールでのお問い合わせ