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コラム

BKジョイントⅡ「ゴムリング性能」

  • 2021.10.22
  • カテゴリ: 品質|Quality

|ゴムシール材

 

配管を組むにあたって、漏れがあってはならないことは言うまでもありません。

パイプ本体からの漏れは新規施工の場合、さほど気にする必要はなく、パイプとパイプの繋ぎ目、管継手の箇所の接合が重要になります。

 

ねじ込み接合の場合は、パイプ側に切ったねじ山と管継手内部のねじ山に隙間が生じないようシールテープを巻く必要がありますが、メカニカルジョイントはゴムシール材が管継手本体に内蔵されているものがほとんどですので、簡単な作業で確実にシールすることができます。

建築設備におけるステンレス配管で、メカニカルジョイントが採用されるケースが多い所以となります。

 

メカニカルジョイントを製造するメーカーとしては、漏れに直結する部分であるゴムシール材の選定は、製品開発する上で、最も重要視する部分です。

ベンカンでは接合方法や使用温度域を十分に考慮し、製品毎に最適なゴムシール材を選定しています。

 

配管シール材

 

 

|三元系フッ素ゴム採用

 

▲三元系フッ素ゴム標準仕様のBKジョイントⅡ

「BKジョイントⅡ」のゴムリングには「三元系フッ素ゴム」が採用されています。

フッ素ゴムは耐熱性や耐塩素性に優れ、劣化が遅いことが採用理由ですが、合わせて、ゴムの特性が拡管式継手の接合(袋ナットを締め付けることでゴムを圧縮しシールする)に適しているという判断で採用しています。

ベンカンではゴムシール材について継続的に研究を重ねており、その時点でベストのものをご提供するという方針です。

従来の「BKジョイント」においても、発売した2001年からゴムシール材は同じではなく、既に「三元系フッ素ゴム」を採用しておりました。

 

そして、2018年に発売した「BKジョイントⅡ」も「三元系フッ素ゴム」を採用しているのですが、そのスペックは更に上げています。

 

 

1.耐熱性能のアップ

一般品(のゴムリング)で高温水・蒸気還水にも対応可能です。

*高温水用・蒸気還管用 はSAS322申請中です。採用時はご相談ください。

 

2.ゴムリングの断面積アップ

ゴムリング形状を楕円形にし、断面積をBKジョイントのゴムリングより1.5倍以上太くしています。

 

3.ゴムリング寿命アップ

接合時にゴムリングの圧縮率を25%とすることが寿命を最大化させることを導き出しました。

圧縮率を各サイズ25%に近似するよう調整、長寿命化を実現させました。

 

 

 

|促進劣化試験の実施

 

尚、ベンカンではゴムリング寿命を確認するため、促進劣化試験を行います。

実際よりも過酷な条件の下に置いた製品の劣化状況から、本来の使用条件での期待寿命を判断するのです。

 

「BKジョイントⅡ」では、200℃という高温の下に置いて58日間経過させ、ステンレス協会が定める性能試験を実施しました。

 

試験の内容は以下になります。

 

①水圧試験(SAS322準拠)

長さ250mm以上の管を管継手に接合し、水圧3.5MPaを加え2分間保持して漏れや抜け等の異常を確認する。

 

②内圧繰返し試験(SAS322準拠)

長さ250mm以上の管を管継手に接合し、0→5.0MPa→0の水圧を1サイクル4秒で10,000回の繰返し加圧をおこない漏れや抜け等の異常を確認する。

 

③振動試験(SAS322準拠)

管を管継手に接合し振動試験機に取り付け、水圧2.45MPa を加えた状態で振幅±2.5mm、振動数600回/分にて100万回の振動を与え漏れや抜けなどの異常を確認する。

 

上記の試験によって漏水等の異常は発生しておりません。

これにより「BKジョイントⅡ」の期待寿命は、130℃で20年、100℃で162年という判断が成り立ちます。

尚、試験後のゴムリングの *¹圧縮永久歪み率を測定したところ、まだ漏水が起きるレベルまで劣化が進んでいないことも確認できています。

 

「BKジョイントⅡ」は現時点で最高レベルのゴムリングを採用しています。安心してお使いください。

 

*1圧縮永久歪み率

圧縮状態に保持したのちに力を取り去ると、もとの形状に復元するのが理想的な弾性体であるが、圧縮状態が長期に及ぶほど変形の一部がそのまま永久変形として残ってしまう。 その割合を圧縮永久歪み率という。

 

 

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takahiro suzuki


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