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コラム

材料変更提案「ダブルプレス」

  • 2020.06.26
  • カテゴリ:

|配管工事現場の課題

 

ベンカンでは、ステンレス配管に特化した価値分析(VA:Value Analysis)によるご提案をさせていただいております。

それは、一般配管用ステンレス鋼鋼管(TPD:JIS G 3448)に対応するメカニカルジョイントとして、プレス式、拡管式、ワンタッチ式の異なる接合方式の製品を取り扱う立場から、より視野を広げてご提案できるためです。

 

近年の配管工事現場においては、様々な課題があろうかと思います。

それらをベンカン独自に3要素に分けてみました。

 

配管工事現場の課題3要素

1.価格:材料コスト

2.施工:労働力の確保・労務コストの抑制

3.管理:配管品質・施工管理

 

上記の課題に対して配管接合作業で如何にサポートが可能かを検証し、VA提案をさせていただきます。

 

 

 

|ダブルプレスへの材料変更提案

 

前項の通り、配管工事現場には様々な課題が山積しています。

そこで、同じ一般配管用ステンレス鋼鋼管対応のメカニカルジョイントでも、工夫次第で課題解決につながることをご提案させていただきます。

 

今回のご提案は、設計折込が、拡管式継手の「BKジョイントⅡ」であった場合に、セーフティー機能付プレス式継手の「ダブルプレス」に材料変更するものです。

 

それぞれの製品特長をご紹介いたします。

 

セーフティー機能付プレス式継手「ダブルプレス」

① セーフティー機能付プレス式継手「ダブルプレス」

 

継手本体に「一般配管用ステンレス鋼鋼管」を差し込み、専用締付工具で指定箇所をプレスすることで接合すると共に、内臓のゴムシール材が圧縮されて流体をシールします。

尚、「一般配管用ステンレス鋼鋼管」の差し込み不足及びプレス作業のし忘れ等による施工不適合を未然に防ぐセーフティー機能を有しています。

 

 

 

 

 

 

拡管式継手「BKジョイントⅡ」

 ② 拡管式継手「BKジョイントⅡ」

 

接合する「一般配管用ステンレス鋼鋼管」に袋ナットを通し、専用拡管工具にて、管端を凸形状に拡管しスタブエンドとします。

その管を継手本体に装着し、袋ナットを締め付けることで、接合されると共に、内臓のゴムシール材が圧縮されて流体とシールします。

尚、接合後の袋ナットの緩みを抑制する機能を有しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

|価格比較

 

下図の比較用モデル配管から拾い出した明細でセーフティー機能付プレス式継手「ダブルプレス」と拡管式継手「BKジョイントⅡ」の材料コストを比較した結果です。

 

比較用モデル配管

 

 

 

比較用モデル配管の明細(上図右)をそれぞれメカニカルジョイントの市況金額で計算しました。(2020年7月当社市場調査)

 

「BKジョイントⅡ」の金額を100%とすると「ダブルプレス」は86%程度となり、約15%程度のコストダウンとなりました。(右表)

勿論、この結果は、実際の配管モデルによって異なってきます。

 

ステンレス鋼製品の価格は基本的に重量に左右されます。

鋳物加工製品である拡管式継手「BKジョイントⅡ」に対して、塑性加工製品の「ダブルプレス」は重量比で大幅な軽量化が可能です。

配管モデルの継手数が多くなれば多くなる程、ダブルプレスの方が材料のコストは低くなる傾向にあります。

 

あくまでも参考値ではありますが、10%~20%の差が出るのが一般的です。

 

 

 

 

|施工時間比較

 

国土交通省積算基準では、「一般配管用ステンレス鋼鋼管」に対応する継手の歩掛は接続方式に関わりなく包括してあります。

しかしながら、セーフティー機能付プレス式継手の「ダブルプレス」と拡管式継手の「BKジョイントⅡ」では施工方法が異なりますので、労務コストに大きく影響する施工時間を検証します。

 

継手一箇所辺りの接合時間比較

 

 

 

 

 

 

 

接合作業時間は作業者の個人差がありますが、各手順に基づいた作業時間で比較すると継手一箇所当たり、「ダブルプレス」は約80秒で、「BKジョイントⅡ」は約180秒となりました。(当社比較)

 

 

 

|施工管理

 

■ 「ダブルプレス」セーフティー機能

ベンカンではセーフティー機能付プレス式継手の「ダブルプレス」や拡管式継手の「BKジョイントⅡ」を始めとする一般配管用ステンレス鋼鋼管対応継手の全製品で、ステンレス協会が定める多岐に渡る品質性能確認試験に合格しています。

それぞれ正規の工法で施工された配管の場合、不具合が生じることはありません。

 

併せて、プレス式継手の「ダブルプレス」は、施工不適合を未然に防ぐことを可能にしたセーフティー機能を付加しております。

セーフティ機能により「ダブルプレス」が施工管理上優れていることが理解いただける特性を紹介させていただきます。

 

 

 

 

 

■ セーフティー凹凸リング:施工不具合時には水圧試験時に漏れを起こし異常を発見できます。

1)プレス忘れ予防(セーフティー凹凸リング)

 

「ダブルプレス」が採用するセーフティー凹凸リングは、プレス作業をし忘れた場合には水圧試験時に漏れを起こし、異常が発見できる形状になっています。

プレス箇所を間違えた場合においても同様に異常を発見できます。

(水圧試験は異常が発見できるように、必ず保温工事前及び埋め戻し前に行い、目視または手で触れるなどして漏れを確認するようにしてください。)

 

 

2)差し込み不足予防(セーフティーエッジ)

「ダブルプレス」の特長でもあるセーフティーエッジは、パイプの差し込み不足があった場合、水圧試験で漏水しない位置であれば充分な引抜阻止性能(ステンレス協会規格:SAS322)を有します。(図L2パイプ)

また、L2よりパイプ差し込みが浅い場合は水圧試験時に漏れを起こし、異常が発見できます。

 

*パイプの差し込みがL2の位置であっても 3.5MPaの水圧を加えて抜け漏れははありません。(ステンレス協会SAS322規格値をクリア)

 

 

 

3)脱管防止構造(セーフティーエッジ)

 

「ダブルプレス」はセーフティーエッジを含む2箇所のプレスにより強靭な引抜阻止性能を有します。

配管はメンテナンス対応するためにフランジやユニオン、袋ナットなどで外せる構造を要望されるケースがあります。

反面、外せる構造の接合方式は不適合施工や不測の状況によって脱管する可能性が生まれることになります。

 

「ダブルプレス」は一度接合すると外すことはできませんが、配管が脱管することはありません。

 

 

 

|まとめ

 

■ 配管工事現場課題3要素比較表(当社比較)

配管工事現場の課題3要素に対してベンカンとしてVA提案させていただく場合、セーフティー機能付プレス式継手「ダブルプレス」の採用をお勧めいたします。

 

事由① 価格

拡管式継手「BKジョイントⅡ」と比べ10%~20%程度のコストダウンが可能です。(配管状況により変動)

 

事由② 施工

拡管式継手「BKジョイントⅡ」は20Suでの一箇所辺りの接合作業時間が180秒であるのに対し、「ダブルプレス」は一箇所辺り80秒で接合が可能です。

 

事由③ 管理

「ダブルプレス」は専用締付工具でプレスすることにより、誰が施工しても確実な配管施工が得られます。

また、セーフティー凹凸リングやセーフティーエッジなどの継手構造、専用治具等により、プレス作業のし忘れ、プレス箇所の間違い、パイプの差し込み不足等の不適合を未然に防ぐことができ、竣工後に脱管することはありません。

 

従いまして、袋ナットが緩む可能性が懸念される拡管式継手より管理性能が劣ることはありません。

(BKジョイントⅡは袋ナット緩み抑制機能を有しておりますので、「管理」評価はダブルプレスと同じ点数としております。)

 

 

尚、ライニング鋼管とねじ込み継手の組み合わせも比較対象にさせていただいた場合、ステンレス配管が優れていることが一目でお解りいただけるかと思います。

ライニング鋼管(+ねじ込み継手)からステンレス配管への材料変更、そして「ダブルプレス」の採用をお勧めいたします。

(配管工事現場の課題3要素の比較表はベンカンが客観的に比較したものです。)

 

 

ダブルプレスは ステンレス配管の強みをバックアップします。 製品ページ

 

1.施工管理をバックアップ

規定水圧試験及び六角ゲージによる締め付け確認を行えば、施工後の脱管はありません。

 

2.作業者不足をバックアップ

蔓延する作業者不足に対し、拡管式に比べて一箇所辺りの接続時間はおよそ半分に短縮可能です。(当社製品比較)

 

3.コスト削減をバックアップ
予算管理において、拡管式より継手コストを削減することが可能です。(当社製品比較)

 

 

 

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Takehiko Wagatsuma


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