MENU

  • Facebook
  • Twitter

コラム

VA提案「ステンレス配管への材料変更」

  • 2016.05.23
  • カテゴリ: 価値|Value Analysis

ベンカンでは、ステンレス配管に特化した価値分析(VA:Value Analysis)によるご提案をさせていただいております。

ステンレス配管システムのすべて (ステンレス協会)

 

BKジョイント(横長)

拡管式継手「BKジョイント(BK)」

 

中でも、一般配管用ステンレス鋼鋼管(TPD:JIS G 3448)に対応するメカニカルジョイントは、プレス式、拡管式、ワンタッチ式の異なる接合方式の製品を取り扱う立場から、それぞれの比較また、他管種、ねじ込み継手との比較など配管の選択価値の分析を通してご提案をさせていただきます。

 


 

選択価値の3要素

配管を選択する上での価値要素を、

  1. 価格:材料コスト
  2. 施工:労務コスト(施工の容易性・スピード)
  3. 管理:配管品質・施工管理        で捉えさせていただきます。

選択価値の3要素


 

1.価格〈材料コスト〉
[1]複合コスト

一般的な配管材料とされる「水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管(以下、VB)」の材料コスト(パイプ+継手)を基準(100%)として比較しました。

 

複合コスト

 

 

[2]パイプコスト

給湯用に使用される「耐熱性硬質塩化ビニルライニング鋼管(以下、HTLP)」が最も高額であり、「硬質塩化ビニルライニング鋼管(以下、VB)」の71%に対して、4割増の99%となっております。

対して、拡管式の「BKジョイント(BK)」とプレス式の「ダブルプレス(WP)」に使用される「一般配管用ステンレス鋼鋼管SUS304(以下、「SUパイプ(TPD)」)は、「VB」の71%に対して38%であり、5割近いコストダウン(-46%)が可能となっております。

 

参考資料:各管種の定価及び、価格差比較

VA提案データ(価格比較)

 

suパイプ

一般配管用ステンレス鋼鋼管「SUパイプ(TPD)」

 

[3]継手コスト

「SUパイプ(TPD)」に対応したメカニカルジョイントのコストアップが確認できます。

例えば、拡管式継手の「BKジョイント(BK)」は、「VB」用の「コア付ねじ込継手」と比較すると、29%に対して、72%と大幅なコストアップとなってしまい、パイプとのトータルコストでも、110%(38%+72%)となってしまいます。

対して、セーフティー機能付プレス式継手の「ダブルプレス(WP)」は、確かに「VB」用のコア付ねじ込継手と比較すると、29%に対して、55%とコストアップになるものの、パイプとのトータルコストでは、93%(38%+55%)となり、若干ですがコストダウンが可能となります。

 


 

2.施工〈労務コスト〉

 

[1]軽量配管のステンレス配管

労務コストで比較した場合、まず、対応するパイプ重量が違ってきます。

「VB」に対して、拡管式継手の「BKジョイント(BK)」およびセーフティー機能付プレス式継手「ダブルプレス(WP)」が対応する「SUパイプ(TPD)」の重量は、約1/3となりますので運搬や取り回しが容易となります。

 

パイプ重量比較

VA提案データ(VB比較)

 

[2]継手1ヶ所当たりの歩掛(国土交通省積算基準)

継手1ヶ所を接合する場合の作業手間を歩掛として比較します。ライニング鋼管対応の「HTLP」、「VB」は同じねじ込み接合ですので共通となります。

対して、「SUパイプ(TPD)」対応の拡管式継手の「BKジョイント(BK)」およびセーフティー機能付プレス式継手の「ダブルプレス(WP)」は、ねじ切り加工やシール作業などの一連の工程が省けることから、国土交通省積算基準で比較すると最大42%から20%の手間を省くことが可能となります。

 

歩掛比較(屋内一般配管)

VA提案データ(歩掛比較)
  • 国土交通省積算基準より引用

 

ねじ込継手

ねじ込継手による接合

 

[3]接合時間比較(社内調査)

国土交通省積算基準では、「SUパイプ(TPD)」に対応するメカニカルジョイントの歩掛は接合方式に関わりなく包括してあります。
しかしながら、「ダブルプレス(WP)」は、「BKジョイント(BK)」と比較しても、袋ナットのねじ込み作業に代わって、専用締付工具でプレスする作業であることから、大幅に歩掛や施工手間を省けることは間違いありません。

そこで、継手1箇所当たり(20A、20SU)の接合時間で、その比較を検証します。

 

(1)ねじ込接合「HTLP・VB」

①ねじ込み接合「HTLP・VB」

 

(2)拡管式「BKジョイント(BK)」

②拡管式「BKジョイント」

ポイント:切削油、シール材等の副資材が不要になります。

 

(3)セーフティー機能付プレス式「ダブルプレス(WP)」

③プレス式「ダブルプレス」

施工マニュアルには専用締付工具の準備が記載されておりますが、セッティングに10秒程かかる事を加味しております。また施工時間には個人差があります。
ポイント:切断油、シール材の副資材が不要になります。ねじ込接合に比べクリーンワーキングが可能になります。

 

以上、各施工手順に基づいた施工時間で比較すると「HTLP・VB(20A)」の1ヵ所当たりの接合時間は約280秒に対して、BKジョイント(20Su)は約175秒(63%)であり、ダブルプレスに至っては約85秒(30%)となります。

 

施工手順に基づいた施工時間比較

 

WP接合

「ダブルプレス(WP)」による接合

 


 

3.管理

 

拡管式継手「BKジョイント(BK)」ならびにセーフティー機能付プレス式継手「ダブルプレス(WP)」 は、それぞれ従来工法にはない施工管理機能を装備しております。
[1]拡管式継手「BKジョイント(BK)」
 ①袋ナットの共回り防止機能
①ナットの共回り防止機能

袋ナット内部に設けた「滑りリング」は直線配管における 中間部分の継手やパイプの共回りを可能な限り抑えます。

 

②シール材の脱落防止機構

②シール材の脱落防止機構

シール材(ゴムリング)が脱落し難い内部装填構造です。

 

③袋ナットの締め忘れ確認機能

③袋ナットの締め忘れ確認機能

「袋ナット」の締め付けは、黄色の「確認リング」が見えなくなるまで行うことで、締め付け忘れ、締め付け不足の場合には「確認リング」が目視できます。

また、本締めを忘れた不適合施工に対しても、水圧試験時に漏れを起こし、異常が発見できます。

※寸法公差等により、本締め後も確認リングが稀に見える場合があります。

 

 

[2]セーフティー機能付プレス式継手「ダブルプレス(WP)」

 

①セーフティエッジ「差し込み不足をバックアップ」

ダブルプレスの特長でもあるエッジは、パイプの差し込み不足があっても、水圧試験で漏水しない位置であれば充分な性能(SAS322)を有します。

また、施工不適合位置までしか差し込まれていない場合には、保温工事及び埋め戻し前の水圧試験で漏水を起こし、異常が発見できます。
パイプの差し込み不足があってもシール材外側のエッジ効果で、水圧試験でリークしない限り、充分な引抜阻止性能(SAS322規格)を有します。

 

ダブルプレス構造

②セーフティー凹凸リング 「プレス忘れをバックアップ」
ダブルプレスが採用する凹凸リングは、プレス作業をし忘れた不適合施工に対しても、保温工事及び埋め戻し前の水圧試験時に漏れを起こし、異常が発見できます。
不適合による漏水・抜管事故を未然に防ぐため、水圧試験は保温工事及び埋め戻し前に行い、目視又は手で触れるなどして漏れをご確認ください。

 

ダブルプレス 凹凸リング

 


 

まとめ〈ケーススタディ別のご提案〉
ケース1
給湯配管の仕様が「耐熱性硬質塩化ビニルライニング鋼管(HTLP)」であった場合は、「一般配管用ステンレス鋼鋼管(TPD)」対応のメカニカルジョイントである拡管式継手「BKジョイント(BK)」または、セーフティー機能付プレス式継手「ダブルプレス(WP)」への材料変更をお勧めいたします。
ケース2
給湯配管の仕様が「一般配管用ステンレス鋼鋼管 SUS304(TPD)」で、継手が拡管式継手の場合、「BKジョイント(BK)」をお勧めすると共に、コストダウンをご検討されるのであれば、セーフティー機能付プレス式継手「ダブルプレス(WP)」をお勧めいたします。
ケース3
給水配管の仕様が「水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管(VB)」であった場合は、施工性が高い、「一般配管用ステンレス鋼鋼管 SUS304(TPD)」ならびに対応のセーフティー機能付プレス式継手「ダブルプレス(WP)」への材料変更をお勧めいたします。

この場合、給湯配管と給水配管を同じ配管材料(パイプ)、同じ工法で施工することが可能となり、コストメリットばかりではなく、資材の管理メリットも出せると考えます。

 

ステンレス配管のベンカン

以上、詳しいご説明に関しましては、「ステンレス配管のベンカン」の営業窓口へお問い合わせください。


最近の投稿

カテゴリ

サイト内検索

月別アーカイブ

タグ

PAGETOP

Contact

ステンレス配管に関するご質問・ご相談・ご要望などがありましたらお気軽にお問い合わせください。

お電話でのお問い合わせ

メールでのお問い合わせ