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コラム

消火設備用ステンレス配管

  • 2017.05.01
  • カテゴリ: 製品|Products

グループホーム火災|火災事故の教訓

 

2006年1月8日に長崎県大村市にて、グループホームの火災が発生し、7名の死者を出す事故がありました。

この施設の延床面積は279.1㎡でしたが、当時の消防法では、1,000㎡未満の建物へのスプリンクラー設備の設置義務はありませんでした。

グループホーム(group home)とは、認知症(痴呆症)の症状を持ち、病気や障害で生活に困難を抱えた高齢者が、専門スタッフの援助を受けながら1ユニット(5~9人)で共同生活する介護福祉施設のことです。

この事故を受けて2007年6月には消防法の一部が改正されます。

2009年4月1日に施行された改正内容は、新築だけではなく既存施設も含めて、延床面積275㎡以上のグループホームにはスプリンクラー設備の設置を義務づけるものでした。

 

グループホーム火災しかし、猶予期間が2012年3月31日まで設けられたにも関わらず、なかなか設置が進みませんでした。

消防庁が2010年3月18日に設置状況調査を発表しています。

その結果、設置義務のある延床面積275㎡以上のグループホームの設置状況は、52.2%が未設置でした。

更には、設置義務のない275 ㎡未満に至っては93.3%が未設置だったとされています。

 

その後、2010年3月13日に発生してしまったのが、7名の死者を出すこととなった北海道札幌市のグループホーム火災でした。

ところが、この施設の延床面積は、スプリンクラー設備の設置が義務付けられていない275㎡未満でした。

結果、後追いのようになってしまいましたが、2014年4月には、面積にかかわらずグループホームへのスプリンクラー設置が義務化されることになります。

各論として言えるのが法改正しただけでは解決にはならないと言うことです。

そもそも、悲惨な火災事故が発生し、法改正されたにも関わらず、なぜ、スプリンクラー設備の設置が進まないのかを考える必要があります。

設置を推進する意味で「補助金」が出ておりましたし、法規制の緩和措置として延床面積1,000㎡未満の施設では、水道を利用する「特定施設水道連結型スプリンクラー設備」が認められていたにも関わらずです。

 

 

|ステンレス配管の普及

 

従来、ステンレス配管は、割高なコストと専門性の高い施工技術が必要なために特殊な用途限定で使用されておりました。

対して、低コスト化と施工性を高めた「SUパイプ」と対応する「メカニカルジョイント」は、給水、給湯などの一般配管にステンレス配管を普及させました。

そして、その用途が消火設備配管にも広がりつつあるは、グループホームに対するスプリンクラー設置の義務化であることは事実です。

 

スプリンクラー IMG_1817

 

なぜなら、従来、消火設備配管の多くは、炭素鋼鋼管によるねじ込み接合か溶接接合でした。

しかし、この接合方法で、短期間に多くのグループホームへスプリンクラー設備を設置するには、非常に困難だったのです。

対して、ステンレス配管のメカニカルジョイント接合は、軽量で扱い易く、専用工具により均一に早い施工が可能であり、施工管理が容易となります。

また、ステンレス配管が、消火設備配管に普及しなかった理由として、コストが割高であることと、材料が消防法が認める規格に適合するか、消防機関が個別に性能確認試験を行って認められる必要がありました。

しかし、グループホームへのスプリンクラー設備の設置を促進させるための「補助金」と「特定施設水道連結型スプリンクラー設備」が制約を緩和してくれました。

 

|ステンレス配管の将来性

 

WP接合現在、ベンカンのステンレス配管は、new_windowJIS G 3448である「SUパイプ」が消防法が認める規格を有しているため適合品となります。

また、同パイプに対応する、new_windowセーフティー機能付きプレス式継手の「ダブルプレス」new_window拡管式継手の「BKジョイント」は、適用範囲はありますが、「一般財団法人 日本消防設備安全センター」の「消防用設備等認定委員会」の審査を受験し認定を取得しております。

尚、認定を取得することによって、個別に消防機関の性能確認試験を受験する必要がありません。

 

結果的に、施工性のみならず、元来のステンレス配管の錆びにくい特性や、衝撃への強さ、耐久性の高さなどnew_window「サステナブル配管」として認めていただくことで、グループホームに限らず、連結送水管を始め、屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、水噴霧消火設備、屋外消火栓設備など様々な施設の消火設備配管にご採用いただけるケースが増えてきました。

近年、予想外の災害に見舞われる事例が増えており、同時に防災意識が高まっております。

中でも火災は、単独の災害としても甚大である上に、地震などの他の災害の二次災害として発生する場合も少なくありません。

その意味でも火災予防設備の重要性が高まっております。

従来の消火設備配管は、炭素鋼鋼管によるものが一般的でした。

しかし、関連する消火設備配管において、ステンレス配管の採用が検討されるケースが増えてきております。

是非ともnew_window「ステンレス配管のベンカン」にご相談いただき、消火設備配管へのご採用をご検討願えればと存じます。

 

 

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futoshi miyamoto


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