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コラム

露出ステンレス配管

  • 2016.11.01
  • カテゴリ: 製品|Products

|サステナブル社会

 

産業革命以降、人間による環境破壊から、深刻な課題を数多く抱えています。

異常気象、生態系への影響、食料生産や健康被害など人間の生活や自然の生態系にさまざまな影響を与えています。

 

日本では、戦後の高度経済成長期に大量の住宅需要が高まり、それと同時に住宅産業は、日本経済の主力産業として発展しました。

従来の建物の寿命は、30年から40年程度とされ、解体、新築されていたためスクラップ&ビルドと表現されたりもしてきました。

 

対して、2015年の国連サミットで採択されたのが、2030年を達成目標とした「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」です。

SDGsは、先進国も発展途上国も関係なく、地球ぐるみで、環境破壊や貧困などに終止符を打ち、すべての人が平和と豊かさを享受できるサステナブル社会を実現させることが目的です。

サステナブル(sustainable」とは、直訳すると「持続可能な状態」となります。

 

スクラップ&ビルドによる建物の解体時には大量の廃材が発生します。

また、新築時には、木材などの様々な材料が必要となります。

つまり、建物の寿命を延ばすことで、スクラップ&ビルドからの脱却を促進することは、サステナブル社会に貢献することでもあります。

 

そのため、既存の建物を活かしたリノベーション、リニューアル、リフォームによるサステナブル建築に注目が集まっています。

 

サステナブル建築

 

 

|隠ぺい配管

 

そもそも建築配管では、意匠(デザイン)の関係から人目に触れないように壁内に施工されるのが一般的です。

 

そのため配管は、間仕切り壁(個境壁とも言う)、床、天井などの内部に「隠蔽(いんぺい)配管」されています。(図1)

 

また、同じ隠ぺい配管でも、20年以前の建物の中には、壁内のコンクリートに直接配管を埋設した「コンクリート埋設配管」が少なくありません。(図2)

この「コンクリート埋設配管」ですが、現在でも防水が必要とされる共同浴室や共同トイレ、共同水の飲み場などでは採用されております。

 

「隠ぺい配管」の配管を更新する場合には、間仕切り壁等を剥がして行うことになります。

さらに、「コンクリート埋設配管」であると、厄介です。

間仕切り壁等と違ってコンクリート壁は容易に剥がすことはできません。

また、構造体そのものでもあるために、手を加える(斫る)と耐震強度の確保にも影響が出ることもあります。

 

そもそも、仕切り壁だとしても、それを壊して、配管を更新した後に、新たに仕切り壁を造形する訳ですから費用が高くなることは間違いありません。

もちろん、廃材を出すということは、サステナブル建築の概念から逸脱してしまうことにもなってしまいます。

 

 

 

 

 

|露出ステンレス配管

 

そこで検討されるのが「露出配管」です。

「露出配管」とは、本来、意匠(デザイン)の関係から人目に触れないようにすべき配管を露出させることです。

 

壁を現状維持のままで配管できることから予算を抑え、廃材の発生も最小限に抑えることが可能です。

問題といえば、意匠(デザイン)です。

従来の「露出配管」は、本来、人目に晒したくない配管なのですから、如何にして配管を目立たせないかが課題でした。

 

例えば、「UR都市機構」様の集合住宅のリニューアル工事では、コンクリート埋設配管が多いことから、露出配管の化粧材として「被覆ステンレスパイプ」を使用する場合もあります。

また、「被覆ステンレスパイプ」は、保温や結露防止効果も期待できます。

 

更に最近では、ステンレス配管であることを利用して、新築工事においても、敢えて「露出ステンレス配管」にする場合もあるくらいです。

これは、美しい状態を維持する機能に優れているステンレス鋼ならではだと思います。

 

「隠ぺい配管」の更新工事、あるいはリニューアル工事の際には、是非、「露出ステンレス配管」をご検討ください。

 

被覆ステンレスパイプ・モルコカバー

 

 

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takehiko wagatsuma


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