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コラム

ダブルプレスとモルコジョイントの違い

  • 2016.07.19
  • カテゴリ: 製品|Products

▲モルコジョイントの構造

|プレス式継手とは・・・

 

ベンカンがプレス式継手である「モルコジョイント」を製造、販売開始したのは1976年であり、40年を超えるロングセラー製品となりました。

そもそもは、ユーロッパで普及していたプレス式継手の技術を国内に導入した経緯は、従来、プラント配管などの特殊な施設にしか使用されていなかったステンレス配管を一般配管に普及させるためでした。

従来のステンレス配管の接合方式と言えば、溶接式接合とネジ込接合に限られており、専門的な接合技能と設備が必要であり、一般配管に普及させるには、コスト低減と共に、施工性の良さが求められました。

 

プレス式継手である「モルコジョイント」の継手本体は、オールステンレス鋼製(SUS304・SUS316)となります。

その端に設けられたカール部に、シール材(耐熱性ブチルゴム:IIR)が装填されています。

その継手本体に一般配管用ステンレス鋼鋼管(JIS G 3448)を規定位置まで差し込みます。

この状態で、水圧試験を実施した際には、接合箇所からリークすることになります。

しかし、シール材が装填されている指定箇所を、専用締付工具でプレスすることで接合が完了します。

 

結果、「モルコジョイント」は、「施工時間の短縮」、「均一施工」、「火気不要」、「クリーンワーキング」、「軽量配管」など、様々なメリットを齎しまし現在に至ります。

 

プレス式継手の歴史

 

▲ダブルプレスのプレス作業

|セーフティー機能付きダブルプレス

 

先述の通り、「モルコジョイント」は、規定位置までパイプを差し込んで、専用締付工具でプレスすることで接合が完了します。

ところが、大型や短工期を中心とした施工管理が難しい現場では、規定位置までパイプを差し込まなかったり、プレス忘れをしてしまうケースが発生してしまいました。

そこで、1991年に開発されたのが、セーフティー機能付プレス式継手の「ダブルプレス」です。

 

次の画像をご確認ください。

 

画像の上の「モルコジョイント」は、シール材が装填された凸部の内側を1箇所だけをプレスしています。

対して、画像の下の「ダブルプレス」は、シール材が装填された凸部の両側2箇所をプレスしていることがご確認いただけるかと思います。

 

 

ダブルプレスOリング

▲エーフティー凹凸リング

結果、仮にパイプの差し込み不足があったとしても、シール材が装填された凸部の外側1箇所は確実にプレスして差し込み不足の不具合施工が発生することはありません。(セーフティーエッジ)

もちろん、仮にパイプがシール材が装填された凸部を通過しなければ、水圧試験でリークしますので竣工前に発見することが可能となります。

 

また、従来のシール材であるOリングは、フラット形状であるために、仮にプレス忘れがあった状態で水圧試験をしても、状況によってはセルフシールしてしまい発見できない場合がありました。

対して、「ダブルプレス」のOリングは、一部に特殊な凹凸加工をしておりますので、水圧試験を掛けることで、仮にプレス忘れがあればリーク量が多いために発見することが可能となります。(セーフティー凹凸リング)

尚、このセーフティー凹凸リングは、現在では、「モルコジョイント」にも採用されております。

 

これらの機能により、仮にパイプの差し込み不足をした場合でも、十分な引き抜き阻止機能を有し、あるいはプレス忘れをしていた場合には、水圧試験によって圧が低下してしまうことから施工不具合を発見することが可能となりました。

 

 

|プレス式継手の将来性

 

一時期は、同じコンセプトの製品であることから、「モルコジョイント」を廃版として、「ダブルプレス」に一本化させようと考えたことがありました。

確かに外観上は酷似した製品ですが、それこそが、プロダクトアウト発想であると自戒しました。

「モルコジョイント」ですが、現在でも、販売を続けており、一元管理が可能な現場を中心に安定した需要量を保っております。

対しまして、セーフティー機能を付加させた「ダブルプレス」は、大型や短工期を中心とした施工管理が難しい現場を中心に年々、需要量が拡大しております。

 

▲CS変換ソケット

プレス式継手ですが、「モルコジョイント」や「ダブルプレス」と偏見ではなく、ベンカンにとってのバリュープロポジション(強み)であると捉えております。

今後ですが、強引に「ダブルプレス」へ一本化するのではなく、よりユーザーの皆様にご指示いただける製品へと改良を加えて参ります。

結果的に一本化するかもしれませんし、新しいプレス式継手を開発させていただく可能性もあります。

また、プレス式継手ですが、銅配管からステンレス配管に変換する「CS変換ソケット」、樹脂管対応「JPジョイント」、銅管対応「CUプレス」などにも展開しております。

今後も、ユーザーの皆さまにご指示いただけるプレス式継手の開発と供給のためプレス式継手の発展に努めて参ります。

 

 

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takehiko wagatsuma


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