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コラム

ダブルプレスとモルコジョイントの違い

  • 2016.07.19
  • カテゴリ: 製品|Products

モルコジョイント

ベンカンは、「ステンレス配管のベンカン」として、価値あるご提案の発信を目指しております。

 

そのバリュープロポジション(強み)とも言えるのが、プレス式接合のメカニカルジョイントです。

 

そもそもプレス式接合は、スウェーデン人のラーソン兄弟によって発明されました。

 

故にヨーロッパでは代表的な接合方式であり、ドイツのフランクフルトで2年に1度開催される世界最大級の管工機材・設備総合展であるISHを見学するとプレス式接合のメカニカルジョイントが多数出品されていて私たちが驚かされるくらいです。

 

国内では、ベンカンが技術導入して開発し、1976年より一般配管用ステンレス鋼鋼管対応プレス式継手「モルコジョイント」として製造・販売を開始しました。

 

お陰様で、多くの皆様からご愛顧を受け、今年で40年のロングセラー製品となりました。

 

MJ工場

よく、「モルコジョイント」の名前の由来のご質問を受けますが、発明者の故郷であるスウェーデンの町の名前である[ MORKOM(英語表記:MOLCO)」から名づけられたものです。

 

話は、遡りますが、1976年当時のベンカンは、溶接式管継手専業のメーカーでした。

 

基幹産業配管の継手として欠かすことの出来ない存在となっていた溶接式管継手でしたが、逆にそのハードスペックから住宅などの一般配管に普及するような製品ではありませんでした。

 

一般配管対応の継手開発を目指していたベンカンが着眼したのが、ヨーロッパで普及していたプレス式接合だった訳です。

 

ヨーロッパには、炭素鋼鋼管対応、銅管対応のプレス式接合もありましたが、導入したのはステンレス鋼鋼管対応のプレス式継手でした。

 

それは、当時のベンカンが、ステンレス配管の将来性に対して高く評価していたからでもあります。

 

ステンレス配管

ステンレス鋼は、単純に素材として、炭素鋼鋼管や銅管と比較しても、耐食性、耐久性、衛生性に圧倒的に優れていました。

 

そして、それ以上に導入した理由は、素材価格として高価であることに加え、その接合方式と言えば、溶接式接合とネジ込接合に限られており、専門的な接合技能と設備が必要だったことにあります。

 

結果的にステンレス配管は、プラントなどの特殊配管にのみ使用され、住宅やビル設備などの一般配管に使用されるのは稀でした。

 

ところが、「モルコジョイント」は、一般配管用に開発された「一般配管用ステンレス鋼鋼管(JIS G 3448)」との相性が良く、価格を抑え、施工は専用工具でプレスするだけで「施工時間の短縮」、「均一施工」、「火気不要」、「クリーンワーキング」、「軽量配管」など、様々なメリットを齎しました。

 

しかしながら、問題もありました。

 

「モルコジョイント」は、規定位置までパイプを差し込んで、専用締付工具でプレスすることで接合が完了します。

 

wp vs molco

ところが、大型現場を中心に施工管理が難しい現場では、規程位置までパイプを差し込まなかったり、プレス忘れをしてしまうケースが発生したのです。

 

そこで、1991年に開発されたのが、セーフティー機能付プレス式継手の「ダブルプレス」です。

 

「モルコジョイント(画像:下)」は、シール材が装填された凸部の内側を1箇所プレスしていることが分かると思います。

 

対して、「ダブルプレス(画像:上)」は、シール材が装填された凸部の両側2箇所をプレスします。

 

結果、仮にパイプの差し込み不足があったとしても、シール材が装填された凸部の外側1箇所は確実にプレスして差し込み不足の不具合施工が発生することはありません。

 

もちろん、パイプがシール材が装填された凸部を通過しなければ、水圧試験でリークしますので竣工前に発見することが可能となります。

 

ダブルプレスOリング

また、シール材であるOリングには、一部に特殊な凹凸加工を施しました。

 

これらの機能により、仮にパイプの差し込み不足をした場合でも、十分な引き抜き阻止機能を有し、あるいはプレス忘れをしていた場合には、水圧試験によって圧が低下してしまうことから施工不具合を発見することが可能となりました。

 

しかしながら、付け加えておきたいのが、現在でも、「モルコジョイント」は販売を続けており、一元管理が可能な現場を中心にご利用いただいております。

 

対しまして、様々な工事業者の方々が施工される大型現場では、ほとんど、「ダブルプレス」をご利用いただいているのが現状です。

 

同じプレス式接合のメカニカルジョイントではありますが、現場の状況に合わせてご提案をおこなうことが可能であると考えております。

 

sano

-personal profile-
佐野 裕(Yutaka Sano)  営業部 部長

 

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