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コラム

産業ステンレス配管用「EGジョイント」

  • 2016.09.12
  • カテゴリ: 製品|Products

ステンレス配管従来、ステンレス配管と言えば、工場などの特殊な産業配管にだけ使用されて、住宅や事務所ビルなどの一般配管に使用されるのは希でした。

その大きな原因は、溶接やネジ込みなどの特殊な設備や専門的技術が必要な接合方式であったことと、それ故に材料や施工コストが髙かったことです。

 

しかしながら、優れた特性を持つステンレス配管です。

何とか、一般配管にも普及させたい想いから開発されたのがメカニカルジョイントです。

 

まず、ステンレス鋼の強度を活かしてパイプの厚さを薄くした「一般配管用ステンレス鋼鋼管(JIS G 3448)」 が規格化されたことで材料コストをダウンすることができました。

画像は、従来からの「配管用ステンレス鋼鋼管(JIS G 3459)sch10 15A」(左)と「一般配管用ステンレス鋼鋼管(JIS G 3448)20Su」(右)です。

 

ステンレス鋼鋼管

加えて、このパイプに対応する一般配管の施工技術があれば接合可能なメカニカルジョイントが開発されました。

ところが、逆行するかの如く、産業配管においてもメカニカルジョイントのニーズも出てきました。

 

実は、一括りに産業配管と言っても、生産(プロセス)ラインから供給(ユーティリティー)ラインなどその用途は様々です。

 

溶接接合やネジ込み接合が当たり前の産業配管においても、実は機能的なメカニカルジョイント接合に委ねたい部分のニーズがあったと言うことです。

結果、給水などの供給ラインを中心に「一般配管用ステンレス鋼鋼管(JIS G 3448)」 と対応するメカニカルジョイントのご採用案件が増えてきました。

 

そして、新たなるニーズが寄せられます。

「配管用ステンレス鋼鋼管(JIS G 3459)」に対応するメカニカルジョイントの開発です。

開発に取り組む中で、重厚な「配管用ステンレス鋼鋼管(JIS G 3459)」を加工する工法は、どうしても無理がありました。

 

EGジョイントそこでクローズアップされたのが、「EGジョイント」です。

 

プレス式や拡管式は、パイプを加工することにより引き抜け阻止力を発揮する構造ですが、「EGジョイント」はパイプの表面にクサビ形のジョーが食い込むことで引き抜け阻止力を発揮する構造です。

つまり、パイプよりも強固な素材のジョーであれば、パイプに食い込むことになります。

 

結果、試行錯誤を繰り返し、国内で初めて、産業配管用の「配管用ステンレス鋼鋼管(JIS G 3459)」  に対応するメカニカルジョイントである「EGジョイント」が誕生しました。

 

以下は、産業配管で主に使用されている「ステンレス製ねじ込み管継手」と「EGジョイント」の比較施工動画になります。

施工工程数や施工時間のご確認にご活用ください。

 

 

 

 

▲ Suタイプ (左)・ Aタイプ (右)

 

対応口径は、15A、20A、25A、32A、40Aの5サイズとなります。

 

15Aと20Aは、専用のAタイプとなり、パイプの受け口のホルダーが青色となっております。(画像右)

 

対して、25A(30Su)、32A(40Su)、40A(50Su)は、Suタイプと共用のラージタイプとなり、ホルダーの色が白色となっております。(画像左)

 

 

 

施工手順を動画でご紹介します。

Suタイプの場合はパイプの切断にロータリーカッターを使用いただくことにしておりますが、動画でもご紹介しているように、Aタイプは「配管用ステンレス鋼鋼管(JIS G 3459)」  をバンドソーで切断していただくこととなります。

 

 

ご覧の通り、接続するために高い専門技術も専用工具も必要とせず容易に接合が可能です。

 

もちろん、接合が容易と言いましても配管全体の取り合いなどがありますので、一般配管の技術を取得された工事業者様でなければできませんのでご注意ください。

EGジョイント(産業用)

特にゴムリングでシールすることから、ゴム切れを起こさないように「切断面の面取り(C 0.5)の徹底」と強引ではなく「パイプにゆっくりと差し込む」ことを徹底されます様にお願い致します。

 

正直、材料費は、ねじ込継手よりも割高になってしまいますが、この簡単接合ですので、トータルメリットで十分にご採用をご検討いただく価値はあろうかと思います。

現状、対応口径やシール材の対応能力により、給水・給湯などの一般流体での使用に限られておりますが、今後はその範囲を拡大すべく、開発に取り組んでまいります。

是非、産業配管にもメカニカルジョイントをご検討下さい。

 

 

適用範囲
管 種 : 配管用ステンレス鋼鋼管(JIS G 3459)

用 途 : 給水、給湯、冷温水、冷却水 他 ※蒸気配管(往・還)には使用できません。

口 径 : 15A、20A、25A、32A、40A

圧 力 : 最高使用 2.0MPa(20.4kgf/c㎡)

温 度 : 最高使用 80℃未満

 

※その他、「EGジョイントSuタイプ」や水質基準などの詳細は、別途、弊社にお問い合わせください。
※本記事内の施工手順は、簡易的なもので、詳しい施工指導は、別途実施させていただいております。

 

 

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takehiko wagatsuma


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