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コラム

錆にくいステンレス鋼の特性

  • 2016.11.14
  • カテゴリ: 知識|Knowledge

キッチン

|錆びにくいからステンレス

 

ステンレスから想起されるもっとも多いイメージは、「錆びない」なのかと思います。

 

ステンレスですが、正式には、ステンレス鋼(stainless steel)と呼びます。

stain=錆び(汚れ) less=少ない steel=鋼

 

つまり、ステンレス鋼とは、一般の鋼類と比べると優れた耐食性を持っていますが、使用環境によっては錆びる可能性も否定できませんので、正しい条件の下でご使用いただくことが重要となります。

 

 

|不動態皮膜

 

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ステンレス鋼が「錆びにくい鋼」である最大の特徴が、「不動態皮膜」と呼ばれる1~3nm(ナノメートル)程の薄い保護皮膜により表面が守られていることが要因です。

1ナノメートルとは、100万分の1ミリを意味します。

 

ステンレス鋼とは、炭素が1.2%以下で、クロム(Cr)を10.5%以上含む特殊鋼と定義されておりますが、このクロム(Cr)が大気中の酸素(O)と結合する事で、保護皮膜である「不動態皮膜」を形成します。

保護皮膜である「不動態皮膜」が錆びの進行を防ぐ役割を果たしているという事になります。

 

そして、多くの方々が疑問を抱かれるのが、この「不動態皮膜」が破壊された場合にどうなるのかです。

不動態皮膜の最大の特徴は、「自己修復機能」を有している点にあります。

 

仮に加工中や使用中に不動態皮膜が破壊されてしまった場合でもメッキや塗装と異なり、鋼中のクロム(Cr)と大気中の酸素が結合し、「瞬時に再生」致します。

この再生に時間がかかれば錆びが進行してしまうため、ここでの「瞬時に再生」は重要な役割です。

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また、「自己修復機能」は大気中に酸素がある限り、無限に繰り返されます。

そのため、ステンレス鋼は半永久的に錆びない仕組みを作り出せるのです。

 

しかしながら、「不動態皮膜」だけでは万能とは言えません。

特に酸化性の酸には大きな耐食性を示しますが、非酸化性の酸に対しては耐食性が劣ります。

 

 

|ステンレス鋼の種類

 

ステンレスの種類

実は、ステンレス鋼には、その含有素材によって、オーステナイト系、オーステテイト・フェライト系(二相系)、フェライト系、マルテンサイト系などの種類があります。

例えば、ベンカンのステンレス配管製品では、オーステナイト系のSUS304品をスタンダードとしております。

SUS304は、クロム(Cr)にニッケル(Ni)を8%加える事で非酸化性の酸への耐食性を高め、ステンレス鋼の中でも優れた耐食性を持ちながら、延性および靭性に富むことから塑性加工に適した材質であると言えます。

また、一般配管の環境よりも、錆び易い厳しい環境である特殊配管ともなれば、SUS304にモリブデン(Mo)を2-3%添加強化した耐腐食性の高いSUS316品もご用意させていただいております。

 

 

|発展するステンレス鋼

 

ステンレス鋼は、その配合によって、様々な特性を発揮する無限の可能性がある金属です。

実際、配管環境も人間の生活様式や産業の変化に伴い大きく変化しております。

これまでにはない配管へのニーズも派生する可能性は十分にありますので、業界(ステンレス協会)としても、その一員であるベンカンとしても、その研究を推進し続けて参ります。

 

 

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yuma noguchi 2016.11.15 09:30 / 2016.11.18 19:40


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