郷里・ふるさと
- 2018.01.04
|生まれ育った地
宮城県仙台市。
私の生まれ育った地です。
数分も歩くと、七北田川が流れています。
冠川とも呼ばれ、神様の伝説のある神秘的な川です。
私にとっては、近くの森なども含め遊び場です。
夏になると、友達とカブトムシやクワガタムシを捕りに行きました。
ザリガニ釣りもしました。
東には、渡り鳥の飛来地で有名な蒲生海岸があります。
私の通った中学校は、その海岸の近くです。
雨の日も雪の日も、自宅から自転車で20分ほどかけて通学しました。
そんな光景や臭い、空気感など、言葉では表現のできない忘れられない感覚です。
|ふるさと
誰にでも、生まれ育った地である「ふるさと」があるはずです。
人によっては、思い出のない方や思い出しなくない「ふるさと」もあるかもしれません。
それでも多くの人にとっては、かけがえのない存在が「ふるさと」であるのだと思います。
その想いを詩にしたのが童謡の「ふるさと」です。
「ふるさと」を離れて暮らすものの、毎日の、ふとしたことで思い出すのは、幼いころの体験であり、景色であること。
そして、いつも近くにいた両親や友人たちであること。
しかし、秘めた決意を実現するまでは、帰らないと決めた「ふるさと」。
だから、早く、一人前の立派な社会人になり、ひとつでも大きな仕事を成し遂げたら帰ろうと誓う「ふるさと」。
|帰る場所
目指すものがあるなら、過去を振り返るなと説かれることもあります。
確かに過去の失敗を振り返っても仕方がないのかもしれません。
しかし、良い意味でも過去があるから今があるのも事実です。
また、過去の失敗があるからこそ、それを種に新しい成功に歩むことも出来ます。
ある意味、今の自分を振り返る、見つめ直すための帰る場所とも取れるかもしれません。
「ふるさと」とは、人を育んだ大切なものであることは間違いないと思います。
繰り返しますが、人によっては、思い出のない方や思い出しなくない「ふるさと」もあるかもしれません。
それを否定するつもりはありません。
しかし、やはり大切にして欲しいと言う想いだけは、譲ることができません。
是非、お正月やお盆などの節目には、ふるさとに帰省してみませんか。
我妻 武彦(Takehiko Wagatsuma) 代表取締役社長