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コラム

イノベーション「コア技術の創造」

  • 2017.11.15

|マネジメント

 

高度経済成長期には、モノ不足からもたされる「作れば売れる」時代が続きました。

そして、国際的にも日本の製造業の高いイノベーション技術が評価され「良いモノを作れば売れる」時代に遷ります。

しかしながら、技術進化も既に限界を迎えていることは明らかとなってきました。

 

例えば、電化製品の代表格でもあるテレビですが、モニターであるテレビがブラウン管だった事を知っている人も少なくなってきているのではないかと思います。

かなりの奥行を取っていたブラウン管テレビが、この十数年で驚くべき進化を遂げており、今ではすっかり薄くなり、既にシート状のテレビまでもが誕生しています。

その薄型テレビのけん引役だったのが日本のメーカーでしたが、現在は、主導権を完全に海外メーカーに奪われています。

 

その様な先の読めない時代であっても常に、先を読んで、成果を追求するための機能がマネジメントであると捉えるべきです。

 

先日、私の世代では有名なテレビゲーム機が、小型化され発売されました。

現在のゲーム機はとてもモニター画像が進化しており、リアルと大差のないぐらいグラフィックは進化しており驚いてしまいます。

それに比べると今回、発売されたゲーム機の画像は粗く、リアルとは程遠いものです。

しかし、そこが味ですし、ゲーム画面を見るだけでも当時を思い出して「ワクワク」してきます。

 

人々が求めるニーズが多様化している現代において、各企業には公平に幅広くバランスよく応えられる選択性・柔軟性・適合性が求められ、市況のリサーチだけでは環境予測や対応が難しい局面も増えています。

如何にして顧客感度を高め、顧客の求める価値をご提案して行くのかも重要なマネジメントとなっています。

 

マネジメント「透察力」

 

 

|イノベーションとは

 

企業にとって、経営資源は有限であり、経営者には、その限られた資源を有効に使って新しいイノベーションを起こすことが求められます。

しかしながら、現状の環境変化に全て対応していては、経営資源は枯渇してしまいます。

そこが、各企業が環境変化に対応する上での課題なのだと思います。

 

そもそもイノベーションというと画期的な新技術などと考えがちです。

しかし、その本質は、新しい価値によって、安定した既存市場の概念を破壊し、あらたな顧客を生み出すことであるといえます。
捉え方からしたらアイデアの延長的なものです。

アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせといわれています。

 

何事にもいえますが、新しい考えを取り入れようとすると、難しく構えてしまう人が少なくありません。

しかし、もっとシンプルに考えるべきかと思います。

その意味でも、企業にとっては、他社では提供できないような自社独自の価値であるコア・コンピタンス(Core competence)を持つことは、その存在意義を示す意味でも重要です。

 

以前、「変わらないこと。変わること。」をCMコピーとしたデジタルカメラがありました。

時代の移り変わりと共に技術も進歩し、より便利な物へと進化していきます。

ただ、進化していく中でも根底にある「物を作る」というコアの部分は変わらないのだと思います。

 

マネジメント「イノベーション」

 

 

|技術者に求められるもの

 

企業として、その存在意義を示すものにコア・コンピタンスがあります。

コア・コンピタンス(Core competence)とは、他社にはない、自社独自の価値のことです。

 

これが、技術者の立場としては、技術的なイノベーションであり、コア技術の創造となります。

コア技術とは、他社が真似の出来ない価値ある技術といえるかと思います。

 

また、その技術に顧客が望む価値があるならば、そのコア技術を以って企業は成長することになります。

この価値をUSPあるいはバリュープロポジションといったりします。

 

しかし、このUSPであるコア技術も、環境の変化によって、何れは価値を低下させ、場合によっては失ってしまいます。

顧客が望む価値ならば、他社が追従して然りです。

また、顧客が、その価値を望まなくなる場合もあります。

 

技術者に求められるのは、コア技術の価値がなくなってから慌てるのではなく、常に探求心を持ってイノベーションを起こし続けることであるのだと思います。

 

そのためにも、「進化させていくべき事=変わること」、「過去から引き継ぐべき事=変わらないこと」それぞれにに信念を持ってコアとなるモノづくりに励んでまいります。

 

マーケティング「3C分析・USP」

 

 

大川

 

   大川 智之 (Satoshi Ookawa)  開発技術部 担当課長

 

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